ksxx5

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ambiguous



結局ヒル魔も来た。
ちょっと嬉しい。
どんなの歌うか気になるし。

「―――銀さん。次っすよ」
「あ〜ホントだ。いっきまーす!」

マイクを持ちノリノリで歌う銀。

「…なぁ、お前何歌うの」
「ナイショ」

言われて素早く唇を奪われた。

「ッ…」

さっきと違って誰が見てるとも限らないのに。

「あー!ヒル魔がルイにちゅうしたぁ」

…ほら。
よりによって銀、マイクで言うな。
一斉に俺らに視線が集まって。

「…んなに見てぇの?」

ちッがーう!
そうじゃねぇだろ、ヒル魔さん。

「うん」

銀………
てことはさっきのは見られてねーんだよな。
それは良かった。
けど。

「仕方無ぇな」

や…
嘘だろ。
顎を持ち上げられ。
恥ずかしくて目を閉じた。
ら。

「………ッん」

キス。
された。
しかもッ…
………ディープ。
ぬるりと舌が口内に入って。

「…ん、っ……」

やめろ。
もうホントお願い。
周りの視線がいたい。
いろいろこわくて目ぇ開けらんねーじゃねぇか。

「あースゴいね。アツいわぁ…」

〜♪〜

「俺終わっちゃったし。次誰ぇ?これ」

銀の声が遠くで聞こえた。

「…俺だ」

漸く唇を離された頃、ヒル魔は何事もなく歌っていた。
ヒル魔にしては珍しく日本語。
なんだろう、としっかり聞く前に横から引っ張られた。
………銀。

「ルイやるじゃん」

なにがやるんだよ。
お前のせいで。
ってゆーかヒル魔すげぇんだけど…
なんか…かっけー

「あぁ、だめだ。ルイってばヒル魔に見惚れてる」



〜♪



「「「「「「「おぉーっ」」」」」」」

なに。
見れば、得点98。
…すげぇ。

「まぁ妥当だな」
「ほら帰ってきたよ。ルイのダーリン」
「…イイコにしてたか?」
「………………カッ」
「ヒル魔。すげぇじゃん」
「そうか?んなもんだろ」
「ルイべた惚れになってんだよ」
「んなにヨカった、か…?」
「ッ!」

…腰にクる。
その声わざとだろ。
キッ!と睨んでもヒル魔はニヤニヤしてた。
くそぅ。

「…次葉柱さんじゃないですか?」

歌い終わったらしいツンがマイクを差し出す。

「…さんきゅ」


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