ksxx5

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notice2



3‐D教室内窓際。

「…なんだよ、くっそ!わけ分かんねぇ!!」
「確かにこれはちょっと…」
「まじ?ツンでも!?どれどれ…………銀さんギブ」
「確か明日も数学ありましたよね…」

ちょ、まじ?
あー、どうすっかな。

「ヒル魔センセ、分かんないの。お願い。お・し・え・て………ど?」
「…何やってんだお前」
「名付けて!ヒル魔を誘惑して教えて貰おう作戦☆」
「…ばかじゃねぇの」
「ルイーツンがいじめるー」
「いや、お前がバカだろ」
「酷い(>_<)」

良い考えだと思ったのに〜、と嘆く銀は放っておいて。

「…あの、すみませんっ」

突然掛けられた声に驚いて見れば女子生徒が数名。

「何?誰に用?」

銀が聞けば。

「…っこれ、みなさんで食べて下さいッッ!!」

手に持った紙袋を差し出す。

「ありがとう」

にこっと微笑んで銀が受け取れば。
きゃあぁぁぁと叫んで嵐のように教室から出て行った。残ったのは紙袋だけ。

「マフィンかぁ、結構美味いよ」

銀は既に幾つかのうちの一つを開け、吟味している。
そんなに美味いなら、と俺も手を伸ばした。
ホントだ、意外と美味い。
今度作ってみようか。
そんなことを思いながら放課後の《予定》に思考を潜らせた。



Fin.

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