26.文楽元化の音がする?(‘04.11. 7)

【会場】奈良教育大学 講堂
【スタッフ】脚本・演出●小柳 亮 舞台監督●太田垣 学etc
【キャスト】舞台監督・・・花岡宗憲、演出・・・小柳 亮、企画宣伝係長・・・西山明乃、PA・・・清水香織、客・・・松井満梨江、ウインドアンサンブル部長・・・田屋千春、文化会会長・・・村上依里、漫画研究会会長・・・月出修司、軽音楽部部長・・・柴田貴之、華道部部長・・・廣田真理etc

【あらすじ】
2004年秋、文化会の立ち上げを記念して企画された、奈良教育大学の文化系サークル・初の合同イベント「文楽元化」
その本番を1時間前に控え、会場の講堂内では何人ものスタッフがバタバタと動きまわっていたが・・・
いつまで経っても会場入りしないウインドアンサンブル!
壊れてしまったイメージキャラクター・シカ蔵!
直前になって「出来ない!」と言いだす司会者!
トラブルに次ぐトラブル・・・
果たして、本番開始時刻に間に合うの!?



【解説】
劇団キラキラ座誕生10周年記念公演
・・・だが、キラキラ座単独の出し物ではなく、文化系サークル合同発表会「文楽元化」の中のトップを飾る(悪く言えば前座にあたる)企画だった。

冒頭「イベントの準備が出来てません!」という文化会会長の謝罪から始まる本作は、イベントスタッフの舞台裏での奮闘を舞台上でやってしまうという、#2「SHOW MUST GO ON」へのオマージュを狙った作品。全てのキャストがイベントのスタッフ役か各サークルの代表者の役で出演しているが、実際にイベントのスタッフでもあった花岡と小柳は自分の役で出演している。

勿論、10周年記念公演としての側面も色濃くあり、現役団員に加えて6人のOBが出演。
(華道部部長はひまわりの被り物をつけ、軽音楽部部長はギタリストキャノンを携えて現れる)

更にはキラキラ座の母・時政さんも初舞台を踏み、「バームクーヘンは誰も食えへん」等の食えない迷台詞を言う茶道部部長役を見事に演じきった。

また、劇中では小柳と月出が唐突に「パワーマイム」(某ピスタチオのお家芸)を始める場面も存在し、当時劇団内で何が流行っていたか、うかがい知れるというものである。(当日、大阪から来られた他劇団の方が観客にいたらしく、アンケートに「ここで観れるとは思わなかった」と書いて下さった)

クライマックスは、本物のウインドアンサンブルが芝居のさなか、スタンバイし、キラ座の芝居が終了と同時に、そのままイベント本編に突入する。その開始時刻は勿論決まっていたので、キラ座の芝居は1時間きっかりで終わらせないといけないという苦労もあった。

因みに「文楽元化」全体の企画立案も、当時文化会の副会長だった私。
朝からトータル5時間以上に渡る長大な企画だったのだが、それゆえ、集客はかなりまばらになってしまった。
これなら、各サークルの単独演奏はオミットして、午後開始にし、「キラ座」⇒「ザ・生オケテン」(ウインド、ギタマンの生演奏によるカラオケ大会。かなり盛り上がった)⇒「音楽系合同ユニット演奏でフィナーレ」の流れでいった方が、いい感じになったのではないかと、今更ながら反省している。
FNSの日27時間テレビが大好きなこやんさん、何でもかんでも詰め込みたがる悪い癖がここでも出た。

ちなみに、文化会イメージキャラクターのシカ蔵
このイベントをきっかけに誕生したのだが、あまり定着しなかった。
黄色いシカのキャラクターというのは、現在の奈良教育大のイメージキャラクター「なっきょん」の先駆けとも言えなくもない・・・か?

【文責:小柳 亮】

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