24.家族の肖像〜村上家のちょっとだけ長い日〜(‘04. 3.15)

【会場】奈良教育大学 講堂

【スタッフ】
脚本●月出修司
演出●太田垣学
照明●石原紀子
音響●森雅代
舞台装置●安藤花恵・井尻望・八田明子
お手伝い●田屋千春・内藤愛子
舞台監督●花岡宗憲

【キャスト】
  父・・・小柳亮
  母・・・村上依里
  娘・・・長山さち子
  祖母・・・石田直美
  保険調査員・・・樋口弓弦
  部下・・・濱崎良一

【あらすじ】
 どこにでもあるごく普通の一般家庭のとある休日。父はよれよれのパジャマ姿で鳴り出した電話にも出ずにぼけーっと新聞を読んでいたり…娘はそんな父に文句を言ったり…母はそんな2人をのほほんとなだめたり…祖母が妙なものを引っ張り出してきたり…本当にごく普通の一日になるはずでした。ところが、父にかかってきた一本の電話と、祖母が引っ張り出してきた父の荷物、そして突然の来訪者により、平和なはずの一家に大きな嵐が!!急に妙なことを言ったりやったりし始めた父の真意はどこに?!まさか・・・

【解説】
 この公演を最後に卒業&卒団した4回生(石田、長山、樋口、村上)の卒業公演の演目で、OBである月出先輩の脚本によるほのぼのドタバタホームコメディーでした。製作日数ギリギリで、なんと本番までに全員がそろった稽古日がたしか本番前日だけだったという…ある意味伝説的な偉業を成し遂げた公演でもあります(笑) 

【キャラクター解説(裏話)】
 父ヒロシ・・・実はキャスト陣で一番若手だった父ヒロシ。母の「あ・な・た」攻撃にもめげずに、しがない中間管理職の中年オヤジを熱演してくれました。ちなみに父ヒロシは婿養子だったはず…疑われるわ死にかけるわ、色々と踏んだり蹴ったりの役でした(笑)

 母エリ・・・のほほんとしたお嬢様気質の母。娘とおばあちゃんの暴走に振り回され大混乱する羽目に。意外にも劇団員に大好評だった母のキャラ。天然っぽくかわいらしく仕上がってました(笑)

 娘さっちゃん・・・とにかく動きがおもしろい(笑)テンション高く動き回るさっちゃんに現場はいつも大爆笑でした。唯一の常識人に見えて、実は事を大きくしていった張本人だったような気も…

 おばあちゃん・・・ほのぼのしてるように見えてえらい爆弾発言を放つおばあちゃん。エリさんの実母っていう設定で、衣装は「おばあちゃん」ということで着物でした。

 保険調査員モトジマさん・・・鋭い視線と冷たい一言がかっこよかったモトジマさん。彼女の手帳には秘密のデータが…(笑)ちなみになかなか稽古に出てこれなかったのは彼女です(爆)

 部下ハマサキ・・・いきなり出てきてゆる〜く周りをかき回してくれたとってもKYな父ヒロシの元部下であり、「必殺バキュームクリーナー!」(平たく言うと掃除機)で父の危機を救ってくれた影のヒーロー(笑)ゆるいセリフ回しがキャスト本人にもピッタリはまってました。

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