17.大唐西域記(‘01.11.11)

【会場】奈良教育大学 講堂

【脚本】 月出 修司
【脚本補】高橋 曜

【スタッフ】演出/太田垣 学 演出助手/月出 修司
照明/鈴木 志穂 音響/千葉 理詠 衣装/添谷 史香
サポート/柴田 貴之 佐藤 佳世子 荒木 祥次 大屋 洋介 乾 英治

【キャスト】玄奘三蔵・・・村上 洋  
      太宗・・・ 徳田 啓二(客演)
      呉承慶・・・長山さち子
      袁守誠・・・石井くるみ 
      武照・・・樋口弓弦


【バックステージ】………こぼればなし
○客演の徳田啓二は当時声優(の卵?)であったらしい。その声と表現力を買われて客演として招かれた彼は、生瀬勝久をひとまわりコンパクトにした感じの風貌にチャイナドレスがまぶしかった。(彼の消息を知りませんか?)

○石井くるみ演じる袁守誠が水晶玉の代わりに携帯電話で占いをする、という、まさにモバイル文化到来、平成の時代を反映する演出であった。

○パンフレットの紹介文に玄奘三蔵を「長身で絵のように美しいと伝える歴史書もある」と記載されているが、その対極にあるのが玄奘三蔵を演じた村上 洋であった。ヒーローもの出身の2枚目俳優を想像させるような紛らわしい名前であるが、実物の彼は、UFOキャッチャーで捕まえたくなるような愛くるしい(?)ほのぼのキャラなのであった。

○この頃パンフレット記載の「次回作」も、「オオカミと少年」状態が定着してしまったのだろう、
「劇団キラキラ座次回作?」
と、末尾に「?疑問符」が付くようになり、またその演目も
「ミュージカル 奥の細道」と、すっかり開き直ってしまっている。
言うに事欠いて
「あのル○カスフィルム全面協力!? CG特殊効果による初の試み!!
音楽・板本龍一、振り付け・パパイヤ鈴本!」
とのあきれた表記も堂々と記載されている。
なんでもかんでも「?」が付けば、「予定は未定」で済まされるといった悪ふざけ。
文末の「乞うご期待!!」に二つもビックリマークが付いていることが、ことさらむなしさを醸し出しているように思えてならない。
もちろんこの公演が上演されたという記録は残ってはいない。


【文責/OB:廣田真理】

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