いち


ポケモンが傍に寄ってきたということはどこかの森の中なのかともかんがえていたけど、よく考えたら今まで私がヨコになって座ってたこれ、ふかふかのベッドじゃないですか。
んもうやだなぁ真うっかり★うげぇ。


ベッドにご丁寧に寝かされていたということは、不法侵入したわけでは無さそうだ。


ということは。



「おはようございまし。どうぞお名前を教えてください」
「僕たちノボリとクダリ。双子のサブウェイマスター!」


ああ、この人達に捕まったのか、そうか
頬を舐めなれる感覚に目を覚ます。
私の頬を舐めていたのは、蝋燭のような姿をした不思議な生き物と、クモの姿をした不思議な生き物、ああ、見たことがある。そう、ポケモンでした。





「…っ?!」

声にならない悲鳴をなんとか押し留め、私は身体を起こしてその小さな身体に恐る恐る触れてみる。
指先に感じる二つの感触に夢でないことを自覚して、そこで漸く周りを見ます余裕が出来た。。









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