糸車 | ナノ




「なみだ」

一粒、頬を伝うそのしずく

明日へつなげる一滴だね

辛くて目を伏せるあなた

抱きしめたいけど

きっと重荷になってしまうね

遠ざかる背中

ゆっくり歩き出した

街灯りが

ぼんやり滲んでいく

愛している愛している

何度も繰り返し

胸に響く

アカネの空の下

いつか誓った未来

まつ毛の先

七色に灯っている
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