噂、怪談、都市伝説。人か人へ伝わるソレ。
説明できぬ、あり得ぬ現象が起こった時、人はソレを怪奇現象という。
人は人ではないモノのせいという。
しかし全てが怪奇現象という言葉で片づけてはいけない。
時にそれは人ではないモノ、ではなく人が起こしたモノかもしれない。

「それを解き明かすのが面白いんだよ。黄瀬涼太クン。」

学園でほとんどの生徒が知っている噂。
応接室の少女と言われる女子生徒は静かに笑いワラウ。
起きた現象が、実行された噂が、おまじないが誰がやったモノか。
女子生徒はそれを解き明かす。

「噂は広がる。感染症のように。防ぎようのない病のように。」

語る語る。高らかに語る。傲慢に、驕り高ぶって。
誰かが、彼女を探偵と呼んだ気がした。

「探偵？そんなのごめんだね。ああでも、そう呼ばれるのは嫌いじゃない。」

クスリと笑う、噂を、怪談を、怪奇を解き明かす探偵。
人が起こしたモノか、人でないモノが起こしたモノか。

さあ。少女の答えはどちらなのだろうか。
それは、望んだ答えなのだろうか。一体、どちらになるか。
それは答えを導いた少女しか答えれない。

「犯人は、」

その声が告げる、その名は―――



―――――――――


現在考えている黒子の連載案。
予定ではキセキメインの、全校出演。

ホラーでもありミステリーでもある。そんな作品かんじです。
ホラー物を考えていて笑顔動画の探偵モノの曲を聞いて思い付いたモノです。

庭球の連載が落ち着いたら書いてみたいです。



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