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(はれんちです)







「生理前でムラムラしてるみたいなの私」



ベッドに腰かけて任務の報告書に目を通していたイタチが物凄い速さで私を見やる。動揺しているらしい。普段凛と構えているイタチが私と二人っきりでいるとき、特に、性的な雰囲気を孕んでいるときに人間らしい一面を見せるのは非常にいとおしい。
そう思っただけで、ああもう、下半身がむずむずする。はしたないと分かってはいるものの、一度あの快楽を知ってしまったが最後、なぜだか抑えきれないこの身体。


「嘘じゃないよ」


嘘でこんなこと言えるか。自分を焦らすかのようにゆっくりとイタチに歩みより、隣に腰かけた。イタチの太ももに手を置けば布越しに温かな体温が伝わる。
滑るようにして太ももを撫でてみると、イタチの身体はピクンと跳ねた。


「イタチはそんな気分じゃないの?」

「いや…」

「でも、ほら見て」


男の人の身体って本当に単純。太ももを撫でていた手が行き着いたのは彼の下半身の中心である。

狙ったとおりにソレが硬くなっているのをしめしめと思い、私は指先に力を込めた。イタチが眉を寄せて必死に耐えている様子を見て、受け身でいるのが嫌なのかもしれないという考えが浮かぶ。それなら早く私を押し倒してくれたら良いのに。心底そう思いながらまだかまだかと彼の様子を伺っているとイタチは突然に大きく息を吐いた。



「文句は、言うなよ」



そう言うなり早々と私を押し倒したイタチは、唐突にも私の足を広げ、その隙間に膝をつく。


「あ、イタチ、」


私は相当に彼の欲を煽ったらしい。まだ二人して服を脱いですらいないのに、まるで挿入してからのピストンのようにイタチはズボンの中の硬い雄を私の股に押し付けて腰を振った。
実際に挿入されているわけでないのに下半身に染みる確かな快楽。硬いイタチのソレが丁度蜜壺の入り口の辺りを浅く突いて堪らなく気持ち良い。


「んう、あっあ…」

「誘って来たのはお前だ。加減はしないからな」


どぎまぎと動揺していたさっきまでの彼はどこへやら。ニヤリと誇らしげな笑みを浮かべるイタチはなんとも楽しそうだ。

もう少しイタチを苛めたかったと言うのがまあ本音だが、やっぱりされるがままでいるほうが性に合ってる気がする、なんてぼんやりと考えていると、イタチはすでに私のパンティに指を掛けていた。
上半身への愛撫をパスするだなんて今まで無かったので若干戸惑いはしたが。もう私も濡れてるしね。いつもそれはそれは優しく慈しみを込めて抱いてくれるイタチにちょっと強引にされるのも良いかもしれない。


「こんなぐちゃぐちゃに濡らして、ずいぶんと淫らだな」

「…ねえイタチ、」









(彼の耳元に唇を寄せて紡ぐ一言)