日常 | ナノ
51日目(月曜日)

今日はバイトのこととバイト帰りに寄ったラーメン屋の素敵な店長について書こうと思う。

まずバイト。今日はジャンプの発売日だからいつもよりもお客さんが多かった。今週のジャンプは合併号のためいつもより値段が高かったので、どうせピッタリしか持って来ていないであろう坂田さんのために早い段階で小銭をポケットに忍ばせておいた。まあ結局使うことはなかったんだけど。

今回は店長もずっと近くにいたため取り置きも出来ず残りはあと一冊。あーあーもう売り切れても知らんぞと雑誌棚を眺めていると、ほぼ同時に2人のお客さんがジャンプを手に取った。坂田さんと前髪で目が隠れたおじ…いや…お兄さん…?とりあえずその2人。

雑誌棚前で大声でひろしだのお母さんだのよくわからない理由を並べてジャンプを手中に収めようとする2人に私は最後まで言えなかったことがある。実はあれ、赤マルジャンプです。目が隠れたお兄さんの方はもしかしたら最初からそっち目当てだったかもしれないけど坂田さんは違うはず。まあ…いいか。これを機に坂田さんが新たな漫画に出会えますように。

次にラーメン屋の店長のはなし。換気口から漏れるラーメンの匂いにつられてバイト後に初めて入ったラーメン屋にいたのは長い髪を後ろで1つに束ねた綺麗なお姉さん。「あ、いらっしゃい。何にする?」と僅かに微笑みながらカウンターから身を乗り出すお姉さんが素敵すぎて柄にもなく緊張した私は「お、お任せで」とよくわからない注文をしてしまった。だけどそのお陰で「ふふ、人任せでいいのかい?」と笑ってもらえたので後悔はない。ラーメン屋なのに何故か蕎麦が出てきたけど美味しかったから良しとする。今度はちゃんとラーメンを食べにあの店に行こうと思う。

今日はこのくらいかな。こんな風に毎日穏やかに暮らしていきたいなとしみじみと思った。さ、寝よ。




×
- ナノ -