日常 | ナノ
43日目(土曜日)

仕事に行く途中のこと。真選組の茶髪のイケメンさんがどこかのお店に向かってバズーカーを撃ち込んだのを目撃してしまった。二度見した。

「沖田隊長ォォォ?!あの人まだ犯人だって決まったわけじゃ」と隣で真面目そうな隊士が慌てていたが、当の本人は「いーんだよ、疑われるってことは多分なんかやってるって」とボリボリと頭を掻いていた。いやいや、沖田…お前、前々から思ってたけど思考回路ヤバくないか。この世には冤罪というものがあるんだが知らないのだろうか。

それと今日初めて知ったのだけど、この人は沖田という名前らしい。真選組の茶髪のイケメンって書くの面倒だったから名前知れてよかったな。沖田ね、沖田。忘れたら見返そう。てか今思ったけどあの人隊長なの?マジで?世も末か。

…ああ、それとあと今日はもう1つ。うちの兄さんにお金をせびられた。話を聞くと明らかに怪しい宗教に引っかかったようだ。バカだとは思っていたけどまさかここまでとは…。

万事屋の力を借りてなんとか鼻を明かしたいらしいので、明日一緒に坂田さんたちのところに出向くことになった。自分一人で行けよといったのに聞きやしない。あんなのが跡取りでうちの寺は大丈夫か。はあ…せっかくの休みなのにな。




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