(無意識に抱き着く)

「先輩、怖い夢、見た」
 半べそ状態の千芳が俺に縋ってきた。熟睡していたものの、頼られちゃぁ悪い気はしない。なにせ相手は千芳だ。俺はポンポンと千芳の背中を叩いていった。
「あー……。で? なにをしてほしいんだ?」
「う」
 その質問に千芳は俯く。この状況でその態度は、今更じゃね?


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