先輩の胸に耳を寄せる

鈍い体を起こす。先輩の起きる気配はなかった。きっと深い眠りに入っているんだろう。
そっと体を寄せる。先輩の胸板は固い。耳を寄せれば穏やかな鼓動が聞こえた。起きたらどう思われるんだろう。うとうとしてたら、先輩の手が私の頭に置かれた。眠って、いるのに。
擽られた胸の内が温かくなった。


<< top >>
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -