「ふ、ははははぁ…ッ
常日頃から方向音痴ってのは痛感してたけどまさかこんな時まで・・・!」
森の中ボッチで迷子になるってつらい…!
やばいやばい
これタナトスの野郎の言う通り野垂死ぬパターン!?
ちょ!流石にそれは嫌だ!!!
「ちょ…!
本当にまずいって!
誰かぁあああ!!!!いませんかぁああ!!!」
泣き叫びながら半狂乱で森の中を歩いて行く。
そんなあたしの前に、いきなり白い宮が見えた。
「!
何この建物・・・。」
蔓に覆われかけている宮
ひょっこりと顔を除いてみると、仲は案外きれいで誰かが生活している雰囲気があった。
「…はいって、いいかな?」
おじゃましまーす、とだけ言って中に入るとソファーとかがあった。
・・・なんか、外とは違って案外普通の家みたいだな。
「…マジ眠い。」
失礼なのはわかるけど…少し休ませてもらおう。
そう思ってあたしはソファーに倒れこんだ。
「たなとすの、ばーかぁ…」
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bkm