人間の詩

誰も選ばずに居たかった。
君にわたしじゃなくても良い様に、
わたしだって君じゃなくても平気で居たかった。
それが他人。
仲良しごっこで馴れ合っても、
いずれは居なくなる。
わたしが居なくなっても、きっと君は気付かないよ。
いつか君が居なくなっても、
その時わたしは気付かない。
気付かないふりをする。
それが君の選んだ道ならと、
認めて、受け容れる。
だけど今は、
叶うなら今は、
君じゃなきゃ駄目なわたしが良い。
わたしじゃなきゃ駄目な君で居て。

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