ネタ会話文 | ナノ






「蔵、無駄嫌いやんね?」
「おん。」
「ほなどこまでが無駄やと思う?」
「何が?」
「例えば、寝るときの豆電球とか。」
「あれは無駄やろ。」
「せやけど無いと寝れへん人も居るやん。」
「節電は我慢も必要やで。」
「年寄りは暗くてトイレ行くん大変やし。」
「その場合は無駄やないと思う。」
「時と場合っちゅーやつやね。」
「せや。」
「ほな、謙也のヘタレとか。」
「それは無駄やろ。」
「バッサリ言ったな。」
「ヘタレが得やとは思えへんし。」
「でも個性やで。」
「他にもあるやろ。」
「ヘタレ可愛いで?あたしは良いと思うけど。」
「……ヘタレ爆発しろ。」
「待て待て。今、完全に他意込めたやろ!」
「ちゃうで。俺は無駄やと思っただけや。」
「蔵の中で、やろ!」
「それより、そないなこと聞いてどないするん?」
「え?意味はないで。あたしが蔵のこと知りたかっただけやねん。」
「え?」
「えへへ。あたしの話、無駄やった?」
「アホか。無駄やないで。」
「ふは、良かったわ。」

「ヘタレの件以外はな。」
「やっぱ気に食わんかったんやんか!」


(20120913)








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