桃城武編
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「桃ちゃん!さぁこれを!」
「おー!……どうだぁ?似合うかー?」
スキップしながら手渡してきた猫耳カチューシャを躊躇いもなく装着して見せたら、面白いぐらいに目を見開いて固まっていた。
「なんだよ、ははっ!感想くらい言えよ!」
「…………ま、参りました」
「わははっ」
恥ずかしがったり、嫌がったりするところでも見たかったんだろうけど、残念だったな。
わしゃわしゃと彼女の頭を撫でたら、何故か彼女の方が照れていた。
……ちょっと可愛いヤツ、なんて思ったのは秘密だ。
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