柳蓮二編 
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「柳さん、はい」

「ふむ。この猫耳を俺につけろと言っているのか」

こいつの行動パターンの予測からそうだと判断したが、何故猫耳なのだろうか。
しかも俺にとは、なかなか興味深い。

「……ナチュラルにカチューシャつけてくださりありがとうございます。似合いすぎていてどん引きしました」

「……ふむ。俺はたぶん狐耳の方が似合うと思うぞ。ちなみにお前に似合うのは、ウサギ耳かクマの耳だな」

口角をあげて笑みを浮かべたら、複雑そうな顔で見つめられていた。
……不本意だが、俺のことを変人だと思っている可能性が高い。

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