日吉若編
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「日吉くん!」
「おい、お前。その猫耳カチューシャを一体どうする気だ」
俺が威嚇したら、ヤツはえ?と硬直した。
数秒考え込むように眼球を一周させる。
「きっと日吉くんなら似合うとおも――」
「直球できたか。だが断る!」
「えぇ?!」
コイツ……
大袈裟に驚く様子に苛っとした。
どう考えて、俺が承諾する結末が見えるんだ。馬鹿なのか。否、馬鹿だったな。
「…………ケチ」
「……いい覚悟だ。お前に取っておきのいい話をしてやろう」
「っ!やだーっ!絶対怪談話だーっ!!」
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