4 | ナノ
 



前立腺を見つけた菖蒲ちゃんは執拗にそこだけを何回も擦ってくる。
それだけでも息が上がるぐらい気持ち良い。
慣れてきたアナルには更に指を増やして奥まで挿入しては中を掻き混ぜてくる。
自分でも気付いてなかったけど俺は快感に流されやすいらしい。
アナルを掻き混ぜられる不快感も今では癖になりつつある。
でもこのままじゃヤバイ。
もう声が抑えきれなくなりそう。
気持ち良いけどやっぱり電車の中じゃっ…
そうだっ、もうすぐこっちのドアが開くかも。
そしたら菖蒲ちゃんも止めるはず…!

「っ!ふぅんっ、んっぁ…はぁっ…」

顔を上げて外を見たら丁度駅に停まっていた。
しかもその駅は唯一こっちのドアが開くかもしれない駅で、反対側のドアが既に閉まる音がした。
俺の期待は呆気なく打ち砕かれた。

「自分の感じてる顔見て興奮しちゃった?」

「ふぇっ…?ッ!!」

人が減って少しゆとりが出来たのか菖蒲ちゃんは顔を覗き込んできて首を傾げてる。
やっぱり可愛いっ…!
一瞬何を言ってるんだと思って顔を上げた。
さっきは駅を確認する為に外を見たから気付かなかった。
外が暗いからドアのガラスに鏡のように反射されてるのは頬が真っ赤で蕩けたような俺の顔に。
なっ、何て顔してんだ俺!
でもっ、それは菖蒲ちゃんの指がっ…
ヤバイ、それを意識したらまた体が熱くなってきて膝が震える。

「お兄さん、本当に可愛い…声、出ないように菖蒲も手伝ってあげる」

「んくっ!ん〜…っ!!」

口許を押さえていた手を退けられて代わりに菖蒲ちゃんの指が3本口の中に押し込まれる。
確かに声出ないかもだけど!
中でくちゅくちゅ音を立てるように動かすし歯を食い縛れない。
アナルに埋まった指も慣れてきたからか遠慮なく好き勝手に動かされて両腕をドアについて体を支えるのがやっとだ。
菖浦ちゃんっ、やり過ぎだからっ!


「お兄さんの家、終点でしょ?この時間の電車は終点までいっぱいだから楽しもうね」

え?何で家が終点って知ってるの?
聞きたいけど今は聞けない。
な電車の中でアナル弄られちゃってんのに興奮してるなんて。
もうちんこがパンパンに膨らんでるし。
バレたらヤバイのにもう止まらない。
体ごとドアに密着させて電車が揺れる度に菖浦ちゃんの指を締め付けて求めるように腰を振った。











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