3 | ナノ
 


「ちょっ…」

「お兄さんは口抑えてて?バレちゃ困るでしょ?」

君が止めたら問題無い!
そう言う前に濡れた指先がアナルを何回も擦る。
そういや、風俗に行ったらアナル弄って前立腺マッサージとかされるって先輩言ってたなぁ。
この子プロなのか。
それならあれだけ早くイかされても…やっぱり情けない事には変わりないか。

「緊張しなくて良いよ?菖蒲(あやめ)に任せて?」

「ふっ、ぅっんん…んっ」

この子、菖蒲ちゃんって言うのか。
名前も可愛いな。
菖蒲ちゃんの方を見ようにも人が乗ってきたみたいでドアに顔を押し付けられて動けなくなった。
それなのに菖蒲ちゃんは何事も無いように入口を解してゆっくりと細い指が入ってきた。

「お兄さん、こっちは初めて?凄くきゅうきゅう締めてくる…優しく解してあげる」

「ふっ、ぅうっ…んっ…」

本当に優しくゆっくりと指が抜き差しされる。
本来排泄する為の場所なんだから指が動くだけで不快感を感じる。
けど人間慣れるもんだな。
念入りに何回も浅い場所を擦られたら摩擦の所為か熱くなってきた。
最初に感じた圧迫感とか無くなっていて自分でも慣れたのが分かる。
俺でも分かるって事は当然プロの菖蒲も気付いてるわけで少しずつ指を奥まで挿入された。
気持ち悪いけど何とも言えない感じ。

「はっぅ、あ…ん」

「お兄さんやらしい…もう指全部咥えちゃったね。次は本数増やそっか」

消え入りそうな程小さい声なのに菖蒲ちゃんの声しか聞こえない。
返答するよりも先に菖蒲ちゃんは一旦指を抜いてまたすぐに指を2本に増やしてアナルに入れてきた。
さ、流石に2本は苦しっ…!

「んっん、ぅんんッ!!」

もう目に涙が溜まって指が動く度に震えてたら丁度カーブに差し掛かって体が大きく揺れた。
その反動でドアに体をぶつけると同時に菖蒲ちゃんの指がしこりん引っ掻いて声が上がりそうになる。
下半身から体中に快感が一気に走り抜ける。
今までこんなに気持ち良いと思ったことあったかな?
多分ここが前立腺なんだ。

「お兄さんは後ろ敏感だね…菖蒲好みだよ」

菖蒲ちゃんの体が更に密着してきてドキッとする。
好みだなんて素直に嬉しい。
背中に当たる硬いものが何か気になるけど声を抑えるのに必死でそれどころじゃなくなった。











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