3 | ナノ
 



「そういうわけで…」

雅兎の言葉に軽く眩暈を感じてたけど獅希の声に我に返った。
もう流石の俺も何されんのか分かる。
獅希、お前はそれで良いのかと聞きたいけどこいつ欲情してる。
おいおい、相手俺だぞっ!落ち着け!
そんな念を込めて見上げてる俺を無視して獅希はズボンと下着一緒に掴んで下ろそうとする。
ちょっ、待て!本当に待て!今脱がされたら…!
腕を伸ばして止めようにも雅兎が押さえて動けねぇ。脚で抵抗しようとばたつかせたのが悪かったのか腰が浮いた瞬間に一気に脱がされた。

「……ツルツルだな」

「俺様がさっき剃ってやったからな」

何どや顔してんだよ雅兎。
そうか、お前は俺が風呂に入ってる時には既にこの事を計画してたのか。

抵抗も虚しく下着ごと脱がされて曝された俺の股間は獅希の言う通りツルツル。
風呂入ってたらこれまたいきなり雅兎が入ってきて股間のとこだけ綺麗に剃られた。
雅兎に、ましてや刃物を持ってる雅兎に抵抗出来る筈もなく見事なパイパンになってしまったのだ。
パイパンなんてAVだけの世界と思ってたのにまさか自分がなるとは。
獅希、もうそんなに見んなよ。恥ずかしくて泣きそう。
つかもう、ちょっと泣いてる。

「ツルツルってやらしいもんだな」

「ひっ!あっや、やめろっ、獅希っ!」

ぼそっと呟く声が聞こえて直ぐに腰が跳ねる。
獅希がちんこの付け根を軽く噛んできた。
普段は毛で覆われてるからそんなとこ噛まれた事ない。
その所為かすっげぇ敏感なんだけど。
ちんこの周りを軽く噛まれて吸われただけでちんこは跳ねてだらだらと我慢汁垂らしてる。

「へぇ、そんなとこが汰狼の性感帯だったとはなぁ。これからはそこも噛んでやるよ」

俺を見下ろして意地悪く言ってくる雅兎を思わず睨んだ。
でも泣いてる所為か鼻で笑われた。

「俺を睨むなんて覚悟出来てんだろうな?あぁ?」

楽しそうな声で物騒な事を言いながら手を伸ばして服というかただの破かれた布の隙間から覗いてる乳首を両方摘んで親指で捏ね回す。

「ひっあっあっ、やっぁっん、ひっうぁあっ!やぁっ、しきっ…」

声を抑える余裕もなく乳首まで勃たせて悶えてたらちんこの周りばっか吸ってた獅希が尻の穴を舐めてきた。
身を捩っても両腕を雅兎、両脚を獅希に押さえられてる所為でどうする事も出来ないまま舌の侵入を許した。









人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -