2 | ナノ
 



今、最後って言わなかったか?
捨てられるのか…?
そんなの嫌だ。
咄嗟に振り向こうとしたがそれよりも早く頭を掴まれて床に押さえ付けられた。

「こっち見んなっつったろーが。あ゙ぁ?」

「ん゙ん゙ッ!!」

濡れてない指で掻き混ぜられてまだ解れてないにも関わらず指が三本に増やされた。
もう痛くて何も考えられねぇ。
ネクタイで口塞がれて呼吸も上手く出来ねぇし痛くて涙が止まらねぇ。
でも直ぐに指が全部引き抜かれて直ぐに当てられた熱に一気に血の気が引いた。

「んんっ!」

「力抜けよ?抜かなくても捩じ込むけどな」

お前、自分のブツの破壊力知ってんのか?
ああ、知ってたから今まで念入りに前戯とかしてくれてたんだよな。
そういや、抱き潰すとか言ってたな。
本当に俺は、もう要らねぇのか。

「んっん゙ん゙ゔうぅーッ!」

首を横に振って無理だと訴えても伝わる事無く頭を掴んでた手も腰を掴んで一気に突っ込まれた。
痛みのあまりに目の前が真っ白だ。
苦しいし痛いし、怖い。
体もあまりの痛さに痙攣して腕で自分の体を支える事が出来なくなった。

「はっ…やっぱ、いきなりはキツイか…でも切れて血ぃ出てきたし、少しは滑りが良くなるか」

やっぱ切れたよな。尻熱い。
それでも雅兎はやっぱり気にする事無く動き始めた。
内臓が圧迫されて口から吐き出してしまいそう。
初めから荒々しく突き上げられて苦しい。
俺、今まで本当にこんな苦しい事されて感じてたのか…?
雅兎は俺の事なんか構う素振りも見せずただ体を押さえ付けて奥まで開いて突き上げてくる。
いつもとは違ってただ自分の良い所を俺の中で擦って自分を高めてるだけだ。
当然、俺はこんな苦痛で感じられる筈もない。
雅兎に意地悪く攻められて興奮した時自分はドMなのかと思ったけど違うみたいだ。
この苦痛で涙は止まんねぇし俺のブツは勃つどころか痛みで縮こまってる。
それでも雅兎はぐちゃぐちゃと音を立てて中を掻き混ぜてる。
体が引き攣る度に中で脈打って質量が増すのを感じた。

なぁ、今お前はどんな顔で俺を犯してるんだ?
お前は、どんな気持ちで俺を犯してるんだ?









人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -