1 | ナノ
 



昨日は蓮様に誘われてお泊まりする事になった。
実は誰かの部屋にお泊まりなんて初めてだったり。
泊まりに行く友達が居ないとかじゃないよ!
そんなんじゃないんだからねっ!
……ただ、誘われないだけだもん。
ぐすん。
だから凄く嬉しかったし楽しかった。
まさか蓮様が料理出来るなんて思わなかった。
しかも美味かったなぁ。とんかつ。
白のシンプルなエプロン着けてさ。
料理するレンちゃん…

『アタシが作ったんだから残すんじゃないわよっ。……ね、ねぇ、美味しい?』

ふはぁぁあっ!
いつもツン全開なのに初めて手料理食べさせるから不安な表情が隠せてないよレンちゃんっ!
裸エプロンも欠かせないけどエプロンはそのままで脱がせていくのもイイ…!

なーんて妄想しながらご飯を食べました。
蓮様が不思議そうに俺を見てたけど気にしない。
妄想楽しいなぁっ。
そして夜はやっぱりまたセックスしてお風呂入りながらもセックスして一緒に寝ました。
超気持ち良かった。
蓮様テク上げてるよマジで。
でもセックスに夢中になりすぎて腰がガクガク。
今日も休みで良かったなーって迎えた次の日。
疲れたのもあって昼前に起きた瞬間の今この状況。
カオス過ぎる。
何がカオスかって?
何故かベッドで座ってる俺。
目の前には俺の後ろを睨んでる蓮様。
そして、いつの間に来たのか後ろから俺を抱き締めてる疾風。

あるぇぇぇぇっ!?
昨日の記憶では疾風、乱入してなかったよね!?
え、いつ来たの!?
何で3人でベッドに座ってんの!?
そして何で起きた瞬間から険悪なムードを味わわなきゃいけないんだぁぁぁあ!!


「優、おはよ。昨日は楽しかったね。あんなに乱れた姿を見せてくれたし…」

そう言って優しく笑いながら俺の脚を開かせて割り込んでくる蓮様。
待って蓮様、俺下半身すっぽんぽん。
開かれたらチンポとか色々丸見えだよぉっ。
しかも用意してくれたけどサイズ間違えたとかで肩がずり落ちてる白いシャツ1枚だけだから着てるのっ。
エロゲだったら萌えるのに何で俺がこんな…。
そっか、確か服洗ってくれてるんだ。
家庭的なレンちゃん萌えー。
とか思ってたら背後から抱き締める腕に引き寄せられた。
は、疾風っ…何でシャツの中に手を突っ込んでるんだよぉっ。
嬉しいけどっ。
期待しちゃいますけど何かっ!?
おっきいシャツを着てるから体に絡まる疾風の腕が自由に動き回って体を撫でられる。

「あっんんっ…はや、て…」

撫でられただけでもさ、俺もう興奮しちゃってるから。
期待してるから鼻に掛かった甘い声が漏れた。
すると首元を撫でてた手が青く変色した箇所を押してきて少し痛みを感じた。

「優…これ、何?」

顔は見えないけど確実に怒ってらっしゃる。
背中から冷たい空気を感じるよぉっ。









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