ONE PIECE | ナノ


T

「ルフィー!島が見えるわよ、どうするのー?」
双眼鏡を片手にナミが声を張り上げる。天気も良いし、ルフィもきっと乗り気だろう。まぁ、彼の場合は天気なんて関係ないんだろうけれど。
「なんか賑やかそうだぞ!」
「冒険って感じじゃねぇけど楽しそうだな」
「平和そうですねぇ〜美女のパンツ、見放題でしょうか〜」
「やめとけ、ブルック。痛い目見るぞ」
ナミの声を聞いてか、それぞれ甲板に降りてきた。口々に言いたい放題。ただ、島はみんなの言う通り船から見た感じでも、賑やかで楽しそうなことだけは分かる。
「よし、船を寄せろ!」
「了解よ船長!!」

「で。誰が船番すんのよ?」
「船番なら俺が「じゃあゾロ頼んだわよ」
即決定。まぁ理由は大体予想がつく。単に眠いんだろう。チラリと見ると、やはり眠いようで大きく口を開けて欠伸をしていた。こちらとしても迷子になられて、探すのは大変だし、本人には悪いけれどありがたい。
「あとはみんな島に行くってことで良いのね?」
「「おう」」「ええ」
「フランキーは木材とかの買い出し行くなら行ってらっしゃいね。他はお祭りを楽しむなり、なんなりご自由に。あ、でも問題とか起こしたらただじゃおかないわよ」
最後の言葉は念を押すように何回も言っていた。そりゃあそうよね。今までルフィが普通に島に行って帰ってこれたことなんて一度もなかったもの。まぁルフィに限らないけれど。
「じゃ、各自解散!」

[+bookmark | << |>>back to top ]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -