ねえ、そんな答えは望んでいないのよ。
私が欲しかった言葉は、そうじゃない。
「答えはノーよ。」
そういうと貴方は眉を顰め、辛そうな表情をした。

こんな、こんなエンディングじゃなかった筈。

(君はやっぱりそういう奴だったんだね)
(このパズルを機にもう君に会うことはないけれど)
(さようなら、メランコリィ)
貴方達はそう小さく嘲笑して私から離れていく。
そうしていずれ貴方達は私を忘れる。
ただただ、ずうっと、わたしのなかだけで、彼らとの思い出が永遠となる。
 
それだけで良かったのよ、私は。



だのに、どうして私の方から彼を突き放しているのかしら。
こんなことをしてしまったら私は。


(ずっとずっと、後悔しながら生きていかなけらばならないじゃない)



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