真夜中バスルーム
まだ初夏なのに、なんとなく体が火照っていた二人。
真夜中だけれど、二人で水風呂に入ることにした。
ちょっと冷たいぬるま湯のようなものだったが、涼むにはちょうどいい温度だった。
小さな窓からは星空が見える。
「ねえ、タロ。ボクの背中に何か当たってる。」
「ああ、ごめんね?悪気があったわけじゃないから……」
タロは一旦お風呂から出ると、脱衣所で何かをポケットから取り出した。
……棒付きキャンディだ。2本の棒付きキャンディーを手に、反対の手で扉を閉めながらキーに尋ねた。
「ほら。詫び石じゃないけど、これあげる。プリン味とコーラ味、どっちがいい?」
「ボク、プリンがいいな。」
キーは“あーん”と口を開けた。「しょうがないな」と少し笑顔になったタロは、キーにキャンディーを食べさせた。
それからタロは、キャンディーを舐めながら冷たいシャワーの水を浴び始めた。
「あれ?我慢しちゃうの?ボクてっきり二人でひとつの飴を舐めたりするのかと……。」
「しないよ?でもちょっと待ってて。頭洗ったら入るから」
ざばざばと冷たいシャワーで全身をさっと流すと、タロは飴を歯磨き用のコップに入れ、浴槽に入った。
キーは一度立ち、タロの脚の間に座る。
「飴、噛まないようにね」
タロはそう言うと、キーの頭を撫でながら胸の突起を指で撫で始めた。
ピンク色の小さな突起は程よく柔らかくて、まるで駄菓子のようだった。
「ふぁ……?!」
「ゆっくり飴を舐めて。頭の中もとろとろにしてあげるから」
タロはキーの髪をかき上げ、耳を舐る。
ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅ、ずる…ずる……音を立てて啜り、舐り、舌先で耳をなぞった。
「う、う、んう……ふ。」
「どう?気持ちいい?」
「すっほふひもひいひ……(すっごく気持ちいい)。」
「じゃあ、こっち向いて」
飴をくわえていてうまく話せないキーと、わざとゆっくり囁く、意地悪なタロ。
キーと向かい合うと、自身の下唇を舐め、キーの胸を愛撫しはじめた。
ちゅぱ…ちゅぱ…
飴を舐める音が浴室に響き、キーは目に涙を湛えていた。
しかし、タロはそんなことはお構いなしに、わき腹や臍に舌を這わせていた。
「ねえ、ねえ、続きはベッドでしてほしい……!」
飴が床に落ちるカタンという音。タロは、
「だめ。我慢できない」
そう意地悪に囁くと、キーを浴槽のヘリに座らせ、脚を大きく開かせた。
膨らみ、涙を流す劣情を、舌でなぞり、ずずずずずずず、と音を立てて啜った。
そのまま、ちゅぱちゅぱと音を立て、キーの劣情と精神を蹂躙する。
「あ、あ、ああ、いく、いく、だめだよ、いっちゃう……!」
タロはキーの本気汁を啜ると、嬉しそうに笑った。
「もう……。」
キーはため息をついた。
*
結局、あのあとタロがキーの体を洗い、今はふかふかのベッドにいる。
体は予想以上に冷えてしまい、裸のまま、二人は体温を交換していた。
それはとても、幸せなことだった。
[ 2/4 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]
白昼夢がお送りします。