幸福のしっぽのにおいがする*






今日は久しぶりに2人共がオフだ。お互い部長になってからはやる事がどんと増えて、なかなか休みが重ならなかった。
俺が休みの時はサラワットはサッカーかバンド、サラワットが休みの時は俺がチアに行ったりで、同じ家に住んでいても帰宅する頃にはどちらかがクタクタだったのだ。



昨日、晩御飯を食べているサラワットに「明日、チアの練習が休みになった」と知らせると、食事中だったにも関わらず、「タイン本当か!?よし!今すぐやろう!」と寝室へ連れられ、ベットに押し飛ばされた。
俺はこうして喜ぶサラワットが、昔飼っていた犬に見えて仕方がない。ブンブン振っている尻尾が見えるのだ。
「準備してるよ」と伝えると、千切れんばかりに尻尾を振りながら舌を絡ませてキスをする。
彼の妻達が見る事の出来ない表情が、俺しか見れないサラワットが、愛しくて可愛くて堪らない。そんな優越感に浸りながら、昨夜はお互い溜まっていた欲望をぶつけ合った。








「いっ、」


こ、腰が痛い…!サラワットよりも先に目が覚めたので、シャワーを浴びようと身体を起こすと、腰の痛みに声が出てしまった。
あ、お尻は無事そうでほっとした。有難いが、行為に慣れた事が恥ずかしくもある。ワットは隣でまだ寝ている。


とりあえずシャワーを浴びたいし、朝ごはんも買いに行かなきゃ何もない。ワットは昨日体力を使い果たしただろうから、このまま寝かせとくか。
そう考えて、俺はそーっとベッドを降りてシャワーをささっと済ませると、財布と携帯を持って朝の屋台へと向かった。









「タイン!」
「うわぁ!ワット!なんだ、起きたの?」


玄関を開けると、血相を変えたサラワットに出迎えられた。
ワットは俺を見ると安心した様な顔をして、俺を抱き寄せる。



「はぁ、タイン、おかえり」
「た、だい、ま。なぁ、どうしたのお前」
「…起きたら、タインが隣にいなくて。部屋を探してもいなかったから、」
「焦って俺を探してた、と」
「ん、タイン……何も言わずに出掛けないで」
「だって朝飯なかったし。シャワーだって浴びたいじゃん」
「それでも!心配する!……大体、した後のタインは色っぽいんだ、俺は家から出したくない!」
「はっ、はぁ!?」



また訳の分からない事をワットが言い出した、たまにおかしくなっちゃうんだよな。「あいつはタインを狙ってる」とか「タインは元々可愛いけど、もっと綺麗になった」とか。お前だけだから、そんな事思ってる奴。



「タインは自覚がないから余計に心配なんだよ。俺とセックスした次の日とか、フォン達に気付かれた事ないか?」
「セックス言うな!…………あ、でも、あ〜」


確かに。そう言われればあいつらに「あらあら、昨日はお盛んですこと〜」などと揶揄われた事が何度かあった。




「あるだろ?」
「まぁ、あるけどさぁ、でも偶々だよ」
「はぁ………タインには言ってなかったけど、フォンに忠告された事があるんだ」
「フォンに?なんて?」
「タインは昔から鈍感だから気付いてない事が多いけど、モテるから気を付けろって。シた次の日は、タインはいつも以上に色っぽくてやらしいんだよ。だから色んな奴が余計に寄ってくるから気をつけろって。言われなくてもそんな事、俺が一番わかってる!」
「………俺、モテるの?いや、俺はシックな男だけどさ」
「そうだよ、だから心配なんだ。次からは俺が寝てても絶対に起こして」
「……ん、わかった」




ワットがフォンにそんな事を言われていたなんて…知らなかった事実に驚く。
そもそもヤラシイってなんだよ!なんか雰囲気が違うのか?初めのうちは、お尻が痛いとか、腰が痛いとか、そういうのはあったけどさ。
でも、モテるのはお前だろ?俺なんて全然なのにさ。いつだってキャーキャー言う妻達を引き連れて歩いてるのはお前の方だろ!ま、俺は重〜〜〜い愛をもらってるから、その辺の心配はだいぶ無くなってきたけどさ。




「でも、ご飯買って来てくれてありがとう」
「ん、こないだ話した所に行ったんだよ。グリーンが美味しいって言ってたやつ」
「そっか、楽しみだな……というか、タイン、」
「ん?」
「お風呂、入ったんだよな?」
「うん、起きてからシャワー浴びたよ。ワットはまだなの?ご飯より先に入ってきたら?」
「中は?」
「は?なか?」
「そう、中。自分で洗ったの?」




言われた事を理解して、カァっと顔が赤く染まったのが自分でもよく分かった。
昨日は久しぶりに身体を重ねたから、3回目にする時、ワットからゴムをぶん取ってベッドの外に投げたんだ。気持ちが良くて中出しして欲しくて、でも恥ずかしくて言えないから、そんな行動に出たことは覚えている。それ以降の行為はあまり記憶にないけど。

中出ししたら、その後ちゃんと中を洗って精液を掻き出さないとお腹を下す。それを心配してサラワットは絶対にゴムを着けて行為をするんだけど、俺がたまに中出しして欲しくて強請る時は、その後俺をシャワールームに連れて行き、ワットが中を洗うのが主だ。

でも昨日はお互いにやり過ぎちゃって疲れてたから、ワットに「起きてから洗って」って伝えて、そのまま寝たんだった。
そんなの完全に忘れてた……なるほど、それでサラワットは慌てて起きたのか。







「タイン?」
「あ、あ〜………洗っ、て、」
「うん」
「ない、です…………」
「え!!?」
「ワットに言われるまで忘れてた」
「だっ、お、お腹は!?大丈夫か?痛くない?」
「うん、何ともないよ、大丈夫。だからワットが先にお風呂入っていいよ、出たら俺もまた入るから」



心配するサラワットに体調不良がないことを伝えた。俺は後でひとりで洗えば良いや、する前も一人で洗うんだから。おんなじ様にやれば良い。





「…………俺がする」
「え?」
「俺が洗うよ、だから一緒に入ろう」
「い、いい!やだ!」
「なんで!」



だって、いつも洗ってもらう時はシた後だから平気なんだ!
へろへろになって動けないから、その時はサラワットに洗われても大丈夫だけど、今この状況でなんて………!
とてもじゃないけど無理だ!恥ずかしくて絶対に無理!!何より全然シックじゃない!!!




「いつもは俺が洗うだろ?」
「でも今は動けるし、ひとりでするよ」
「でも、待ってる間にお腹が痛くなるかもしれないだろ?一緒に入れば早く済む」
「なら俺が先に入る!」
「やだ!」
「なんでだよ!」


わがままか!こうなるとサラワットは本当に頑なだ。でも一緒に入って中を洗われるのは嫌だし、どうすべきか……




「……タインは昨日、俺に洗ってって言った」
「…!いっ、たけど、さ」
「だから俺が洗う」
「でも、俺いつも、」
「俺が洗う」
「……………ワット、」
「やだ、心配だ。俺が洗う」
「いや、あのね?」
「ほら、早く入ろう」
「待っ、聞けって!…っ、ワット!」
「やだ、聞かない、俺が洗う」



ワットの肩に担がれてシャワールームに連れて行かれる。身長は俺の方が少し高いし体格もそんなに変わらないのに、なぜか力はワットの方が強い。しかしさすがにこの状態で暴れるとバランスが崩れるだろう、こうされると大人しくするしか無い。
全てを理解しているであろうワットを睨むが、奴は涼しげな顔をしている。ムカつく。







シャワールームに着くと俺を下ろし、サラワットは上から俺の服を脱がせていく。


「なぁ、ワット…」
「なんで嫌なの?」
「っ、は、恥ずかしいんだよ!そっち側は分かんないかも知れないけど!恥ずかしいの!こっちは!」



半裸の状態でサラワットにキレ気味で伝えるが、当の本人はキョトンとしている。その顔もイケメンでなかなかにムカつく。


「なんで?中に出した時はいつもしてる」
「それは、俺が動けないからだろ!し、した後はなんか、その、あ、頭がふわふわしてるというか、とっ、とにかくいつもと違うの!今は!」
「タインはいつでも可愛い」
「いや違くて、」
「俺はタインのどんな所を見ても嫌いにならない、なれないんだ。知ってるだろ?」
「ぅ、し、ってる…けど!」
「タインが心配なんだよ。準備だって本当は俺にさせてほしいけど、タインが嫌がるのは分かるから我慢してる。だけど今は起きてから何も食べてないだろ?大丈夫だよ、そうじゃなくても大丈夫だけど」
「う、で、でも…」
「タインはいつでも可愛い。それに、中出しした後には自分で洗ったこと無いだろ?俺の方が慣れてる」
「そ、いや、でも……」
「ほら脱げた、入ろう」




こういう時のサラワットは口がよく回る。普段は口下手なくせして。
悔しいが、言っている事は間違いないので言い返せない。というか全く隙がなかった。






手を引かれ浴室へ入ると、サラワットはシャワーノズルを捻りお湯を出す。後ろからワットがシャワーを肩からかけてくれる。温かくて気持ちはいいが、これからされる事を想像してしまうと気持ちが全然解れない。



「タイン?大丈夫?熱くない?」
「…ん、」
「なぁ、………ごめん、あの…怒ってる?」
「………………」
「ッ、タイン、」
「…………………ぐふっ、んふっ、んふふっ」



本当に尻尾が見える。昨日とは打って変わって、へたりと垂れた尻尾、こいつの前世は絶対に犬だ。
怒ったふりをしていたのに、飼い主に叱られた犬にしか見えなくて思わず笑ってしまった。




「タイン、こっち向いて?」
「んふ、くくっ……くふっ、な、なんだよ」
「………怒ってなくて良かった、」


対面向きになると、サラワットは笑った俺を見て安心した顔で抱きしめる。額を合わせると視線も交わった。



「ワッ、ト」
「うん」
「なぁ……当たってんだけど、たってない?」
「立つよ、好きな人が目の前で裸なんだから」
「お、前なぁ〜!よくそんな事、躊躇なく言えるよな」
「本当だからだよ。なぁタイン、洗っていい?」
「……ん、」


返事をして、俺はまたサラワットに背中を向ける。素直に従う俺を見て「ありがと」と言うと、サラワットは浴室に置いてあるローションを手に取ってそれを掌に出して温めるように馴染ませると、
俺のお腹に腕を回して自分の方へ引き寄せ、片足を上げさせて浴槽の縁に乗せた。



「っ、ひ、」
「柔らかいな…タイン、痛くない?」
「っん、ぅ、あ」



ヤったのは数時間前だ。サラワットのものが入っていたそこは柔らかいままだったおかげで、ローションがついた指が入ってきても痛みはない。



「わ、」
「あっ、ッ、ワット、そ、こ」
「タイン、少し出てきた、ほら」


中から出てきた乳白色の液体が内ももに垂れ、サラワットはそれを掬って俺の腹に塗りつける。


「中、広げるまで待って」
「んん………、っあ!っや!ワッ、ト!」
「ん?……あ、出てきた」
「ぁっ、あ!や、そこ!んんっ、ワット、やっ、」
「気持ちいい所押したら、いっぱい出てくるよタイン」
「ひっ、ひぁ、ぁあっ!ん!」
「気持ちいな」
「はッ、はぁ、ァアッ!ぅ、ぁあ!」
「ん………もう全部出たかも。タイン、シャワー当てるよ?」



前立腺を長い指でぐちぐちと音を立て刺激されて、いつの間にか俺のモノもしっかりと立ち上がっている。
ワットは右手の長い指で中を広げ、左手でシャワーヘッドを持って中にお湯を入れていく。




「ぅ、ああっ、」
「タイン、気持ち悪くない?大丈夫か?」
「んんっ、ん、だい、じょ、ぶ」
「ん、綺麗にしような」
「ぅ、あっ!ぁっ、あっ!ん!」



中を広げていた指が突然前立腺を擦る様に動く。
サラワットが自分自身の先端で、俺の会陰に擦り付けるように腰を動かすと、触れられてない前のモノからダラダラと先走りが垂れてくる。



「ふ、っん、はぁ、ぁあっ!あっ、ワット、」
「っ、は、ぁ……タイン、可愛い」
「ん、んふ、っふ、んぁ」



シャワーはいつの間にか床に落ちていた。中をグチュグチュと弄られ、空いた片手で俺を後ろへ振り向かせて深いキスをする。上も下も気持ち良くておかしくなりそうだ。





「んっ、んん!ん、ぁっ、はぁ、」
「ん……よし、綺麗になったよ」



塞がれた唇が離され、中からゆっくりとサラワットの長い指が引き抜かれる。ギリギリ絶頂へと達しなかったもどかしさに膝が震え、触れられてもいないモノは立ちっぱなしだ。




「……んぁ、」
「お湯ためようか。タイン、寒くない?」
「ん、ワット……」
「ん?」
「あの………これ、どうすんの?」



俺の尻に当たっているサラワットのモノを緩く握って摩る。
こいつだってイってないのに、なんでこんな涼しげな表情が出来るのか不思議なんだけど。



「っ、タイン、」
「なぁ、どうすんの?このまま風呂に入るのか?」
「………愛しい彼氏の中に入りたい、かな」
「ふふ、俺も……欲しい」
「………タイン、こっち向いて」



後ろに振り向くと、前からキツく抱きしめられる。首筋を啄む様に吸われて、本当はキスマークをつけたいのだろうが俺に怒られるから、痕をつけないようにするサラワットに笑みが漏れる。ほんと可愛いやつ。



「ん、ワッ、ト……」
「タイン、可愛い」
「ふ、んっ、んん、ぁ、っ!あっ!」



サラワットと付き合ってから、度々可愛いと言われるが、それを嬉しく感じる俺も、大概お前の事が好きなんだろうな。



口付けされて、舌が絡み合う。付き合っているうちに、いつの間にかキスはサラワットの方が上手になっていた。気持ちいいそれに夢中になっていると、立ちっぱなしだったモノを握られ上下に扱かれる。



「んあっ、ぁ、あ、ん、んっ、は、ぁ」
「タイン、触って」
「ん、んんっ、ぁう!んあっう、はぁ、っ、んああっ!」
「なぁ、気持ちいい?」
「んっ、うんっ、はぁ、お、まえ、は?」
「っ、さい、こうっ」



下で合わさるそれを2人の手で覆う様に持ち、一緒になって扱く。裏筋にサラワットのそれがグリグリと当たって堪らない。快感で引いてしまいそうになる腰をグッとサラワットに引き寄せられると更に反応してしまう。



「はぁっ、あっ、んんっ!ぅ、あ!」
「っ、は、タイン、」
「んっ、い、く…!あ!ァアッ!っ、ワット!っ、ぁ、あっ」
「ん………おれ、も、っは、ぁ……」
「ひっ、ん、ぁ、ああ!」



ビクビクッと身体が震えて、俺自身の先端から精液が溢れ出す。



「あっ!ァアッ!やっ、やぁ!ま、まって、やだ!ワット、ん、んんっ、ひぃっ!ぁう、ぁあっ!あ!」
「っ、もうちょっと………タイン、頑張って、」
「あっ、あっ、あっ!あっ!ぁあっ、や、へん、んっ、やだ!ひ、やぁ!」
「ん、……可愛い、タイン」
「んっ、く、ぁあっ、」
「ハァッ、も、い、くよ」


イってからも止まらない手の動きに、さっきとは比べ物にならない強い刺激が、背中をなぞるように迫り上がってくる。


「ひぁ、あっ!や、ワット、ぁっ!」
「…っ、は、」
「っ、ぃ、あ!あっ!あっ!やぁ!と、まん、な、っん、ぁア!」
「ッ、タイン…!」



サラワットの手の動きに合わせて、モノの先端から透明な液がピュ、ピュ、と漏れ出す。
それを見たサラワットは、綺麗な顔を歪めて、俺の名前を絞り出す様に声に出した。途端、ビュク、と大きく震えたワットのそれから、精液が俺の腹めがけて飛んできた。



「は、はぁ、…ん、」
「っ、はぁ、タイン、」
「…ん、は、ぁ」


腹にかかった温かい精子をゆっくりと腹に塗りたくる様にして触っていると、サラワットにガシッ、と手首を掴まれた。



「ぅわっ!なんだよ!」
「っ、タイン、」
「……サラワット?」
「タイン、無自覚に俺を煽るのをやめてくれ」
「…え?」
「はぁ……ほんとにお前は厄介者だよ…」


サラワットはそう言うと、柔らかくもない俺の胸を揉む様にして触る。こいつは本当に油断も隙もないな!



「っ、ワット!」
「なに?」
「お前こそほんとに変態だよ!今イったばっかりだろ!」
「こんなのじゃ足りない。それに俺を煽ったのはタインだろ?」
「っ、あおって、ない!し!昨日散々やっただろ!?」
「今日もしたい」
「やだ!今日は買い物に行きたいんだよ!」
「俺もやだ。こんなエロいタインを外に出したら、余計な奴しか寄ってこない。絶対にダメだ」
「それはお前だろ!」


色気ムンムンなのも!黙って歩いてるだけなのに、色んな奴を寄せ付けるのはお前の方なの!



「タイン!可愛い!!嫉妬か?」
「!ばっか!違う!っ、んっ!んん…!」



昨日弄られまくって赤く腫れた乳首をキュ、と摘まれ、俺の口を自分のそれで封じる様にキスをする。くっそ!気持ちいい!俺の身体のバカ!!



「んっ、ふ、…ぁあっ、わ、ワット!」
「ほら、気持ち良いよな?上がろうタイン、ベッドに連れて行きたい」
「ぅ、あ!もぉ!ワットの馬鹿!」
「はいはい」
「買い物行きたかったのに!」
「また今度な」
!ッ、デート!したかったんだぞ!」
「ッ、タイン!!」



言い争いながら、ざっとシャワーで流した身体にバスタオルがかけられる。『デート』の言葉に反応したサラワットはバスタオルごと俺を抱き締めてきたので、その背中をグーで軽く殴ってやる。一緒に買い物に行って、お揃いのものが欲しかったのに、ワットのばかやろう。



「タイン、ごめん。俺もタインとデートしたかったけど……でも、今日は無理だ」
「……なんで」
「タインが可愛すぎるからだ。今日は俺の好きにさせて?な?な?……だめか?」
「んぐぅっ!」


くっ、くそぉ………俺はサラワットのこの顔に弱い。
そうやってお願いされると、割となんでも聞いてしまうのだ。ワットはその事実に気付いてなさそうだったのに!絶対にマンの奴だ、ワットに教えやがったな。



「なぁ、タイン………お願い、……タイン?」
「〜〜〜ッ!もぉっ!分かったよ!」
「ほんとか!?ありがとう!」
「そのかわり、次の休みは俺の好きにさせろよ」
「うんっ!なんでもする!タイン!」
「はいはい」



サラワットの尻尾がブンブンブンブンと横に揺れている。
はぁ、惚れた弱みだ。今日のところはその揺れる尻尾に免じてこいつに譲ってやるか。






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