A requiem to give to you
- 崩落編 -

【第50音番外】


アニス:トゥナロ様がグレイの記憶の一部って事は、四人の事もよく知ってるって事ですよね?

トゥナロ:記憶にある分はな……ああ、でも基本的な情報はちゃんと知ってるぞ

タリス:何だか腑に落ちないわ

ジェイド:ふむ、因みにどう言うことを知っているんですか?

ヒース:オイ、あまりこいつに余計な事を聞かないで下さい

トゥナロ:どう言うことを……か。そうだなぁ…………レジウィーダは実は割と根暗だとか

アニス:え? 全然そんな感じしないんですけど

タリス:根暗……?

トゥナロ:グレイは涙脆い

ガイ:それこそ想像出来ないんだが……

アニス:寧ろ涙干からびてそうなんだけど

ヒース:一応、あんたの大元なんだけど……そんな事暴露して大丈夫か?

トゥナロ:今は別人だから問題ない。………あと、タリスは昔グレイとヒースを子分だと思っていた

タリス:ちょっと、いつの話をしているのよ(怒)

ヒース:あったなぁ……そんな事

ジェイド:今も割とそんな感じですけどね

タリス:そんなわけないでしょう。うんと小さい頃の話よ

ヒース:て、言うか……流れ的に次って

トゥナロ:ヒースは…………昔学校でタリスをよく呼び出して───グェッ

ヒース:余計な事を言わんで良い

アニス:ちょっとー気になるじゃない!

ジェイド:良いところでしたのに

ヒース:何もないですよ

ガイ:そんな感じ微塵もなさそうなんだけど……タリスは?

タリス:学校? 確かに中学生くらいの時は休み時間によく呼び出されていたような気はするけど……別に何も特別なことはなかったと思うけど

ヒース:そう言う事。別に何もないよ。世間話をしてたくらい

アニス:何だか面白そうな空気にしておいて、それはないでしょうー?

タリス:そう言われても………他に何も思い浮かばないのよねぇ。強いて言うなら、グレイと付き合い出してからは全くなくなったわね

ヒース:それは常識的に考えてそうだろうよ

トゥナロ:───!(もがもが)

ガイ:はぁ……なるほどねぇ

ヒース:何考えてるのかわかりませんけど、想像している事はあり得ませんからね。絶対


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