【時期】第39音番外


グレイ：………………

クリフ：ああ、アリエッタ。君が来てくれたお陰で助かりました。こんな所で出会うなんてやはり運命なのですね！

アリエッタ：クリフ、あまりくっつくとバランスが取れなくなるから、もう少し離れて

クリフ：そんなクールな君も素敵です。ほら、魔物たちもこんなに沢山いて私達を祝福してくれている……このままセントビナーで式を挙げましょう！

グレイ：セントビナーの前に一度脳神経外科に行った方が良いんじゃねェか？　怪我が酷すぎて幻覚が見えてるみてェだしよ

クリフ：失礼な！　確かに怪我はしていますが私は至って正常ですよ

グレイ：満身創痍だった奴が何をほざいてやがる

クリフ：まぁ、冗談はさておきますが

グレイ：はぁ

クリフ：あそこにもっと面白い人がいるみたいですが、どうします？

アリエッタ：あれは……アッシュ？

グレイ：なんで一人で走ってんだ？

アリエッタ：方角的に……アリエッタ達と同じみたい

グレイ：まぁ、そうだろうな…………オイ、アリエッタ

アリエッタ：？

グレイ：ついでだからあいつも回収してくれ。どうせ目的地が一緒だから早い方が良い

アリエッタ：わかった

アッシュ：あ？　この魔物は…………って、うおっ！？

グレイ：よう、アッシュ

アッシュ：お前ら……！

グレイ：急ぎだろ。特別に無償で運んでやるから感謝しろよな

アリエッタ：運ぶのはアリエッタのお友達、です

クリフ：アリエッタ、やっぱりこの失礼な奴は川に捨てましょう。うん、それが良い

グレイ：そしたらテメェも道連れな


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