A requiem to give to you
- 外郭大地編 -

【時期】第33音番外


アニス:そう言えばぁ、アニスちゃん聞きたかったんですけどぉ

エチルド:おう! なんだ嬢ちゃん?

アニス:エチルド様ってぇ、見たところ凄く品の良さそうな身分とお見受けするんですけどぉ

エチルド:ああ、品が良いかって言われたらわかんないけど、俺の家はここケセドニアではそれなりに有名っちゃあ有名だな!

イオン:エチルド……と言えば、確かアルマーズ商会のご子息でしたよね?

アニス:イオン様ご存知だったんですか?

イオン:僕が直接関わる事はありませんでしたが、凄腕の薬剤師の家系でもあり、昔からよく好薬堂アルマーズの特効薬には前導師エベノスの時代よりお世話になっていると聞きます

エチルド:ま、そういう事っすね。まさかこんな所で導師とお見知り置きになれるとは思ってなかったんで恐縮ですよ!

イオン:ふふ、僕もお会い出来て嬉しいです

エチルド:今度お暇な時は是非家にも遊びに来て下さい! きっと親父も喜ぶと思うんで!

イオン:ええ、喜んでお邪魔させて頂きますね

アニス:(アスター様よりは劣るけど大きな商人の家の息子、かぁ。歳も近いし顔もそれなりに悪くはないし…………キープ圏内だね♪)








グレイ:絶てェ余計なこと考えてそうだな

ヒース:ああ、凄くわかりやすい顔してる

タリス:あら、でも強かで素敵じゃない? 女はあれくらいの野心があるくらいが丁度いいわよ

グレイ・ヒース:あり過ぎだから困るんだよ


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