A requiem to give to you
- レプリカ編 -

【第89音番外】


イオン:レジウィーダ、おはようございます

レジウィーダ:あ、イオン君おはよう。………昨日はよく寝れた?

イオン:よく………かどうかはわかりませんが、何だかんだで疲れていたみたいです。それなりには眠れたのかも知れません

レジウィーダ:そうだよね。あんな事があったばかりだし

イオン:レジウィーダ

レジウィーダ:うん?

イオン:貴女の方こそ大丈夫ですか? あの人が導師をしていた頃から仲が良かったと聞いていましたし……

レジウィーダ:まぁ、悲しくないわけはないよ

イオン:そう、ですよね

レジウィーダ:でも、悲しいのは皆一緒だからさ。クリフを想う心に誰が一番とかはないと思う。あの子が決して一人ではないってわかってたから…………あたしはちゃんと前を向けるよ

イオン:…………レジウィーダは、強いですね

レジウィーダ:そんな事はないよ。そもそも皆がいてくれなかったらそうは思えなかっただろうしね。それにイオン君やアリエッタがちゃんとあの子の為に泣いてくれたじゃん。それだけでも、あの子は喜んでくれていると思うよ

イオン:そう………思ってくれていると良いです

レジウィーダ:大丈夫! クリフもシンクに負けないくらい天邪鬼さんだけど、嘘であんなにまで動くような人じゃないからさ♪

イオン:ふふ、ありがとうレジウィーダ。そう言ってもらえると何だか少しだけ、自信が持てる気がします

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