A requiem to give to you
- レプリカ編 -

【第87音番外】


ナタリア:そう言えば、今日グレイはいませんのね

ガイ:確かに、てっきりイオン達と一緒にいるかと思ってたけど………仕事中とかか?

アリエッタ:ううん。今日はお休みだってシンクが言ってた

ヒース:そのシンクもいないな

ナタリア:本当ですわね。ティアをイオンの部屋に連れて行った時まではいたと思っていたのですけど

タリス:いないと言えば、レジウィーダもいなくなってるわ

アニス:レジウィーダなら、ここに戻ってきてから直ぐにどっかに行っちゃったよ

タリス:あら、そうなの?

アリエッタ:じゃあ、もしかしたらシンクもついてったかも

ガイ:シンクが? ……ああ、でもなくはないか

ナタリア:どう言う事ですの?

アニス:アイツ、何だかんだでレジウィーダに懐いてるしね〜

ガイ:じゃなきゃレジウィーダがジェイドの家に居候してるって聞いて怒って飛んでこないよなぁ

ナタリア:その話は初耳ですわ。もう少し詳しく教えていただけないかしら?

ヒース:ナタリア、目が怖い

ナタリア:怖くもなりますわ! 年頃の未婚女性が独身男性の家にだなんて………!

ガイ:あ、そっち?

タリス:でもナタリアの反応は尤もだけれどねぇ。普通に考えて異常事態よ。幸い、何もなかったようだけれど

ガイ:いや、ジェイドに限って流石にそんな法に触れかねないことはしないだろ…………え、しないよな?

ヒース:それは本人に聞いてもらって

アニス:ちょけられて終わりそうな気がするけどね

アリエッタ:でも前にレジウィーダが言ってたよ。『ジェイド君があたしを食べるよりも、あたしがジェイド君をデコる方が早い』って

ナタリア:物凄く聞き流してはいけない言葉が聞こえましたが、その前後の会話に何がありましたの!?

ヒース:誰だよあの子にそんな直接的な会話をさせた奴

タリス:案外、天然による流れ弾でそうなった可能性はあるわねぇ

アリエッタ:???(←元凶)


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