A requiem to give to you- 崩落編 -
【第78音以降】
フィリアム:で、できた………ぞ
ガイ:今日の料理当番はフィリアムだったか
フィリアム:まぁ、うん。でも料理なんて殆どやった事がなかったから、姉さんや兄貴にも手伝ってもらったけど
ティア:レジウィーダも?
レジウィーダ:おうともさ! 何だかんだ言って味の好みとか食材の好き嫌いが似通ってるからさ、自分が扱いやすい料理が良いかなって思って
ティア:それでやたらとスイーツがあるのね……
グレイ:何度メインはそれじゃねェと言っても聞かなかったからな。しかもフィリアムも満更じゃなさそうだったからその辺は放っておいた
フィリアム:ご、ごめん。レシピとか見てたらちょっと食べたくなっちゃって………
レジウィーダ:食べられる物があるんなら、食べたい時にしっかりと食べておくのも大事だよ!
グレイ:別にそれ以上文句は言ってねーだろ。無駄にさえしなければ良いっての
ガイ:ま、まぁ毎回じゃなければ……な。偶になら良いと思うぞ
ティア:アニスが知ったら怒りそうだけどね
フィリアム:その時はメニューを選んだ姉さんに責任を取ってもらうから大丈夫
グレイ:ブフッ……(笑)
レジウィーダ:うおーい、フィリアムくん?
フィリアム:なに?
レジウィーダ:死なば諸共、だよ?
フィリアム:それはちょっと遠慮しとく
ガイ:いや、そうじゃねぇだろうよ
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