A requiem to give to you- 崩落編 -
【第74音後?】
グレイ:それにしても、暇だ
リグレット:そう思うのなら、お前も行けば良いじゃないか
グレイ:面倒臭い
リグレット:はぁ………次期に閣下が来られる。今のままでは顔を合わせ辛いのではないか?
グレイ:だからアルビオールに戻れって? 別に気まずさとかねーよ。恋する女子高生じゃあるまいし
リグレット:女子、こうせい………?
トゥナロ:て言うか、お前に恋する女子高生の気持ちがわかるなんて意外だな
リグレット:魔物が喋った!?
グレイ:何だよ、もう魔物のフリは良いのか?
トゥナロ:いや、お前があまりにも面白い事を言ってるからつい、な
リグレット:どうなって………いや、それよりもその声……
トゥナロ:あ、シェリダン港ではドウモ。あの後、無事に上司が帰ってきたようで良かったな
リグレット:貴様、やはりあの時の……!
トゥナロ:あんまり凄むなよ。こちとら幼気なライガだぜ?
グレイ:どの口が言うんだか………まぁ、そんな訳でこのライガはちょっと変わり者なんだよ
リグレット:アリエッタは知っているのか?
グレイ:言ってないな
トゥナロ:けど、もしかしたら気付かれてるかも知れない
グレイ:マジで?
トゥナロ:前にちょっと脅されたからな
グレイ:野生の勘って奴か……? 意外と侮れねェな
リグレット:何だ、この頭の痛くなるような会話は………
グレイ:ちょっと休んでくれば?
リグレット:誰のせいだと思ってる
グレイ:少なくともオレのせいじゃねーとは思ってる
トゥナロ:オレのせいでもないな
リグレット:お前達……頼むから、少し黙っていてくれないか………
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