・君の好きなものは牡丹鍋

いつもグルメ誌を読んでいる
牡丹鍋、と叫べば予算オーバー
短期で楽で稼げる仕事ない?
都合よくうちは店員不足
繋ぎでいいよ、どうせ続かないから
優しいね。
いや、鬼だよ。
美少女一人お連れしました
頑固親父はやはり硬派だった
待て、待て、待てよ
これはお近づきになるチャンス
役立たずは誰だ!
つまみ食いはよくないよ
そもそも君はバイト
何、してんだ、ろぅか?
眠れない夜
どんな障害だって壊す
平和的によろしくと言いたい
かわったね、が苦しい
何も決まっちゃいないが
皿割王
これでいいのか、親父
広がる赤字は情けだ
牡丹鍋同盟
俺の若いときは
今、明かされる親父の過去
俺の出産にいたるまでの秘話
君は泣きますか?
薄っぺらに思えてこゆい
女子高生ですか?
なんか感覚が熟しておられる
幼いふりは楽しいよ
本性を知ってしまいました。
ここからはじまる新しい扱い
わかったから怒鳴らないで
嘘だよな、その顔
モップ掛け、とにかく掃除が上達しました
なんで離れていかないの?
さぁ…
言えないことのむず痒いこと
こんな性格だから
気にはしていたんだ
だけどこれが私だから
近づけば近づくほどに遠い関係
偽りでしかないなんて
だからと言って全てが偽りにならない
偽りの君が食べた牡丹鍋の味も
朝の気分とかも
割れた皿はかえって来ないことも
なんにもつくられたものじゃない
君がつくるものなんだよ
若いな…
馬鹿には馬鹿がお似合いなのかな
ずっとこうしていたいよ
虚勢をはることやめて
あるがままに




その後・牡丹鍋旅行編

それでも愛が欲しい、優しさに
ギブアンドテイクだなんて…
牡丹鍋を食べに行く約束したよ
泊まりだけど?
大丈夫だよ、ちゃんと予約してる
そうじゃなくて
…?
もういい!
わかりにくい君を好きになった僕は
親父に相談しようとしたら
包丁むけて近づくのはやめて
確かに外見に惚れましたが
今もかわらない
ステキな牡丹鍋日和だね
幼いふりにハマった君が
よくよく考えたら、これって
初旅行!
旅館は経費削減のために同室だわぁ
やほっほーっと笑うが
やばいよ!
無頓着に君は牡丹鍋に恋している
友達だから、信頼があるのかな
複雑な気持ちになりました
楽しそうな笑顔
この関係を壊したくないから
安全策だと馬鹿にしろ
妄想は病気らしい
温泉が混浴だとしたら…
にやつく唇に突っ込まれた飴ちゃん
ヒットしました
てか、今、君の指が
もう少し自覚をもちなさい!
僕はこう見えても
くすぐったい安心感に
あんただからだよ
私ね、人間嫌いだったんだ
牡丹鍋好きの過去
これからは違うと思えたからかな
ずっと閉じ込められたままじゃない
大切にしたいと思った。
山登りで汗だくだ
部屋に着いた途端に着替え始めた君
前言撤回してもいい?
わかってんのか?
派手にくつろぐ姿は凶器
もしも僕が今…
穏やかな愛おしさに流されて
二人してだらりんこ
旅館で事件が起こらないかな?
冗談にしても嫌だよ
君との時間を
密室殺人事件を語り出す君
二人だけの世界
よくも邪魔してくれたな牡丹鍋
勝てない…
情けないことにライバルは牡丹鍋
友よ、笑うな!
何、電話しているの?
なな、なんでもない!
ごまかしたことが
彼女さんとか?
その誤解やめて欲しい
独占欲にどうにかなりそう
牡丹鍋よ、どうして貴方は好かれるんだ
極上の笑顔
偽りじゃない幸せ
私はここにいるんだね
卓球はチラリズムを楽しむ遊び
おじさんみたいなこと言わないで
やっぱり反省
壁に片手をついて落ち込まないでっ!
浮いてるのは知っているよ
誰にも理解できない
これでいいのだ
牡丹鍋は君と僕の掛橋
語り明かした夜のせい
朝日に誓いをたてるとしたら
君は叫んだ
牡丹鍋制覇してやるんだぁー!
恥ずかしいけど
気にしてらんないから
僕も叫んでやる


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