君の好きな世界である為に。



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[11]忘備録/アルベルト・バルツァー
by A,baltzer
2017/08/13 01:25
窓辺に置かれた灰色の表紙。厚くはない小さな本。
日記というよりも、何かの書き付けのような。


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[12]森の小さな花について
by A,baltzer
2017/08/13 01:34

ブルーオーキッド

青。小。花びらは6枚。不揃いな形。
皆朝日の方角を向き、陽の光を反射させる。
密集した彼らの朝の光景は息を呑む美しさだ。
しかし彼らは、夕日には見向きもしない。
常に朝を待つ花である。



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[15]公文書庫から抜粋
by A,baltzer
2017/09/27 00:15

ブラック・ドラゴン

個体数の少ない希少な幻獣。
ドラゴンの亜種と言われており、小柄で鱗が大きく、高い鳴き声が特徴。
警戒心の強いドラゴンの性質とは異なり他の動物に興味を示す傾向にある。
××年に人工孵化を試みた例もあったが失敗に終わっている。
彼らの鱗は強力な防具を作り、血肉は様々な儀式、マジックアイテムに役立つため一時期狩りが横行した。

現在は保護幻獣に認定されており狩りを禁止されている。
飼うにも魔法省及び各省庁の特別な許可が必要である。



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[16]憂鬱だ
by A,baltzer
2017/10/31 21:55

軒先で《ヤツら》がにやにや笑っている。
学院が子供らに変な術を教え込んだせいで、この季節のカボチャはただの飾り物ではなくなってしまった。
日が暮れると訳の分からん言葉を投げかけ、菓子をやるまでどこまでも追いかけしょうもない悪戯を仕掛けてくる。
追い払うのは簡単だが、各軒先にいくつもあるものだからキリがない。
毎年毎年町は大いに賑わうが、正直好きになれない。

今日は早めに帰るか…



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