なぁ、どうしてそんな顔をするんだ。


諦めたような、笑顔。
報われないことを知っているかのような、笑顔。


そんな顔するなよ。
なんでそんな顔させるようなやつ好きなんだよ。

…俺に、しろよ。

でも、そんなこと言えない。


だって俺は、きみの想いがどれだけ強いか知っている。
きみが一人だけを見つめ続けるひとだって知っている。




だって俺は、

いちばん近くできみの恋を見てきたんだ

誰よりも、俺が一番わかってる。





END

（ティファが誰のことを好きか、一番大事なとこを分かってないクラウドさん。）