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7th 時折、物悲しそうな顔をしていたから、訳を知りたいと思っていた。全ては別れた親友の為、野球で世界一になる為、ただひたすらに。でも、もう一人でそんなに思い詰めないでくれ。俺達は親友に匹敵する仲間だろう?だから頼ってくれ。「いつでも胸を貸すぜ」ランディの言葉に、ドランプは頷く事が出来なかった。 ラディランで『No thank you』 2014/08/30 7th 友人から預かった、弟子のハワードの姿がない。スティーブは焦った。逃げ出したかは定かでないが、任せておけと豪語しておいて、このままでは面目丸つぶれ。探しに飛び出そうとしたら、ふと帰ってきた。「逃すものかああッ!」ガッチリとホールドされ、ハワードは町を散策していただけなのに、と唖然とした。 スティーブで『逃がしはしない』 2014/08/29 7th モンスターが自分を目掛け、その鋭い爪で襲ってきた。援護に必死で油断していた。もう防御は間に合わない。だが、颯爽と現れたジェットに庇われた。「大丈夫か?」「うん……」ハワードは、一瞬ジェットが格好よく見えた、だなんて信じられないから、本人には死んでも言わないでおこうと思った。 ハワードで『吊り橋効果』 2014/08/28 7th 本来の意味で考えれば、忌み嫌われる存在である。しかし彼は違う。皆に好かれ、愛されている。ザックはロディの寝顔を眺めた。きっと、あいつらとは根本が違うのだ。恐れ、拒否される事もあったが、理解し合えた。優しさを教えられ、知っているから。「惹かれたのかねぇ」ザックはにんまりと笑った。 ザクロディで『愛される条件』 2014/08/28 7th 惚れた弱みとでも言うべきか。ナイトは上目遣いの風水師の顔を直視出来ない。その手には新しい武器が。「ねえ、これ買って……?」そんな余裕はないのだが、気が付けば購入していた。また仲間に怒られるなと思いながら、きっとまた自分は風水師の 好きなようにさせるのだろう。ナイトは苦笑した。 ナ風で『お気に召すまま』 2014/08/26 7th 親父から家督を継ぎ、棒術師範代になり道場を任されて数年。なんの不便もない環境だったが、どこか物足りなさを感じていた。ガイアは所詮田舎で井の中の蛙。広大な世界には自分より、親父よりもっと強い奴らがいる。今の実力を試してみたい、武者修行の旅に出られたら。そんな時舞い込んだ朗報。「コーネリアへ出稽古?」 イグナシスで『ここから始まる』 2014/08/23 7th 俺の命を捧げる。ジェロムは神に誓った、生涯ウィードを守り抜くと。迫り来る敵は薙ぎ倒す。優しくて甘ったれなお前の代わりに、どんな汚い事だってする。たとえ離れても、この思いが揺るぐ事はない。もう自分は奥羽の戦士。有るべき居場所はここにしかない。総大将の右腕として、この地位は絶対だと。 ジェロウィで『誰にも渡さない』 2014/08/22 7th コルトは絶句した。秘蔵のラム酒がなくなっている。誰も知らないはずなのに何故。倉庫で立ち尽くしていると、キッドが現れた。「どうした、コルト兄貴?」なくなったんだ、そう訴えようとしたら、キッドの手には身に覚えのあるボトルが。「あ!」「独り占めはよくないぜ?」キッドはしたり顔で笑った。 コルキドで『独り占め』 2014/08/18 |