小説 | ナノ
積載


もしもいま、あなたが消えてしまったとしたら
わたしは耐え切れないほどに重い、重い、重い思い出に潰されて壊れてしまうと思うの。

唇の重さ、
汗ばむ掌、
目を細めて。

あなたはやけに
生きている感触ばかり
わたしに教えるから、


消えないで。
どうか、どうか。


2015.0330 14:03

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