放物線は背後へ
2015/01/13 21:30


ぽいっと空に向けて放り投げた果実。

掴む自信があった。

なのにいまわたしの足元にはぐしゃりと潰れた

赤い赤い果実。



4度目の報復は赤い

わたしの中身もきっと同じような色だろう。
響きに君を思う。
失望の色にただ君を思う。

大人になれないわたし。

また空へ。
放り投げた赤い赤い

なにか



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