いつも通りの夜はいつも通りの朝を連れて
2014/12/18 09:15



星の綺麗な夜でした。

言えない聞けない、
チキンなわたしは今日も平常通り電車に乗ります。
割と大丈夫なつもりです。だったのですが、

すごく綺麗な星を、
それを隣で見ていたあのひとを
思い出した瞬間に引き戻されました。
同じ夜を味わっていた。
なんてことないものだと思っていた。

朝になってその重要さに
気づいてももうウワノソラ。
ふわふわと漂うだけ。悲しくなるだけ。

なぞれそうだねなんて
わらってたのにね。




人生におけるトラウマはほとんどないんだけど
言えなかったばかりに
寂しいと、そばにいて欲しいと言えなかったばかりに
ころりとほかのひとのもとへ、転がっていってしまったあのひとのこと。
あのときの喪失感だけは、今でも忘れられないのです。
同じような夜でした。

朝になれば、
魔法が解ければいつだって
素直な女の子が勝つのです。

わたしはいつも
溶かして欲しいと望むだけ。



言えればよかった。
途切れた糸はふわふわ鼻先で揺れています。
だけどあなたが手繰ってくれなくちゃ。



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