「ナルト、お前…!」


――夕刻、ずっと降り止まない雨の音を聞きつつ、それを遮るように鳴ったインターホン。

ドアを開けると、濡れ鼠のようにビッショリと髪の毛先まで濡らして立っている元教え子が居た。

「どうしたのよ…」

「いや〜ちっと濡れちまって」

とてもちっとといったもんじゃない。
下がった外気温でフルフルと震えているその手を引いて部屋の中へと招き入れ、カカシは扉を閉めた。






















前へ 次へ
戻る1/4


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -