「何ソレ…。まさか…冗談でしょ?」
「一応、冗談じゃねーってば…」
ザワザワと辺りを忙しなく人が行き交う其処は、木ノ葉茶通りに面している甘味処。
任務帰りに立ち寄ることも多いその場所で、呆気にとられて訊いてくるサクラに、ナルトは気まずい気持ちで答える。 その左手の薬指に光るのは、高価そうなシルバーの指輪。
ナルトの顔とその薬指を交互に見比べ、口を鯉のようにパクパクしていたサクラはゴクンと喉を鳴らし、 その頬をピンクにして絶叫した。
「カカシ先生と、結婚するですって―――!!?」
行 く 末 3
前へ 次へ戻る1/2
|