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過激性体験談小説
儚い4


でも美保は決して不愉快な顔は見せずに
「えーじゃあ○○くんは何が好きなの?」
「ファイトクラブとか。大傑作と思うわアレ」
「えー美保もブラピ派!」
みたいなかんじでうまい具合に(うまいか?)会話を繋げてくれてました。他愛もない会話。浅い映画話。
けどあんなに自然に女子と話せたのは生まれてはじめてだった。
美保は映画が好きだったんです。小難しい作品論やつまんないウンチクなんかじゃなく、楽しく映画の話が
したかったんです。それ系の専門学校ではあっても、意外と他の奴らって映画の話、しないんだよね。もちろん話を
合わせることはできるけど、それほど熱心じゃない。それよりは飲み会の予定や恋愛話のほうが盛り上がる。
まぁ入学して間もないし、しばらくは新しい出会いの溢れてる時期でもあるしね。18、19のガキにとっては
しょうがないとも思うけど、美保はちょっと拍子抜けしてたみたい。
「ねえ、付き合おーよ、あたしたち」
告白してきたのは美保のほうでした。一緒にいる時間が長くなり、ボケ(美保)とツッコミ(おれ)みたいな関係は
相変わらずとはいえ、お互い好感を持ってんのはなんとなく分かってたし、そうなんのは自然な気もした。
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