羊の伝言

*ちょっとドジな羊さんのお話&下ネタおち←苦手な人注意


「あぁ、羊。ちょっといいか」

〔平門?何か用事メェ?〕

第貮號艇の廊下を歩いていると、平門に呼び止められたメェ

「名前に伝言を頼みたいんだ。俺は今から会議だから」

〔了解メェ。どんな伝言メェ?〕

「名前に、俺の本を貸す約束をしていたのだが、今日ならゆっくりできそうだから部屋にくるように

あと、楽しめるように紅茶一式セットを持ってくるよう伝えてくれ」

〔分かったメェ。会議、行ってらっしゃいメェ〕

「頼んだぞ」

そういうと、平門は急いで会議に行ったメェ

さて、頼まれた仕事をしなきゃメェ

早く名前の部屋に行くメェ



あれ、无が困った顔をしてるメェ

〔どうかしたメェ?〕

「羊さん!あのね、花礫が投げたぬいぐるみが高い所に引っかかっちゃったの」

〔取れなくなっちゃったメェ?〕

「うん…何か長い棒とかあったら取れるのに……」

〔そんなものなくても取れるメェ〕

高性能羊をなめてもらっちゃ困るメェ

シュッと腕を伸ばせば、どんな高い所にも手が届くメェ

「わぁ!!スゴイっ!羊さんありがとう!!」

ぬいぐるみが戻ってきた无は走って行ったメェ



「あー!!羊いいとこにいた!」

こ、この声は……

「ちょっと手伝ってよ!」

〔……イヴァ〕

「何よ、その嫌そうな顔。それより、今度長期出張になったんだけど、バッグに荷物が全部入らなくてさ」

〔見せて欲しいメェ〕

「これよ、これ」

そういってイヴァが見せてくれたのは…

〔…メェ。これじゃあ全部入りきらないメェ〕

一回全部出して、整理整頓してまた入れるメェ

〔これ全部入ったメェ〕

「おぉ、やるじゃん。ありがとね!」

そう言って、ご機嫌で歩いていくメェ



「あれ?羊じゃん」

ん?聞きなれない声メェ

振り返ると、黒髪にメガネをかけた青年がたってるメェ

〔喰メェ?〕

「僕のこと知ってたんだね」

〔でもなんで壱組の喰がここにいるメェ?〕

「仕事の関係で貮號艇にお邪魔してたんだよ。そろそろ帰るけどね」

〔その手に持ってるのは何メェ?〕

なにやら分厚い本を抱えているメェ

「あぁ、これ?こんな本だよ」

喰が本を見せてくれるメェ

〔“拷問について”……どんな本を読んでるメェ…〕

「すごく面白いんだ。いろんなバージョンが載っていてね、例えば…」

〔し、仕事があるからさようならメェ!!〕


あんなもの聞いても仕方ないメェ

あ、ここが名前の部屋メェ

トントン

〔名前?入るメェ〕

『はーい』

がちゃ

『どうしたの?羊』

〔名前に平門から伝言メェ〕

『へぇ、何々?』

〔え…っと………

俺の棒を入れる約束をしていたのだが、今日ならゆっくりできそうだから部屋にくるように

あと、楽しめるように拷問一式セットを持ってくるように〕

『ひ、平門のバカぁぁあ』

真っ赤な顔して、ベットに突っ伏してしまったメェ

なにか変なこと伝えたメェ?



その後、平門がずっと1人で部屋で待っていたことは誰も知らない

「……なぜ来ない」




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