羊は見たっ!

トコトコ………

貳組の防衛機械である羊は、資料を届けに平門の部屋に向かっていた



えっと…確か平門の部屋はこっちメェ

資料を持ってあるくと、前から花礫が歩いてきたメェ

何だか嫌な予感がするメェ……

「お、羊じゃねえか。丁度いい、今度こそ解剖させろよ」

………。

全速力でダッシュだメェ!!


身体の機能をフル回転させて逃げると、今度は无が歩いてきたメェ

だけど、何だかブツブツ呟いてるメェ

〔どうしたメェ?〕

「あっ!羊さん!あのね、ツクモちゃんにお勉強教えてもらったんだけど、一つ分からないのがあって……」

〔どんな問題メェ?〕

「あのね、子供ってどうやったらでk〔悪いけど、それには答えられないメェ〕

これは早く退散した方が良いメェ

それにしてもツクモはどんな勉強を教えたメェ?


今度は與儀だメェ

「あ〜っ!!羊サンだ〜!ラブっ!!…ってあれ?」



…………さて、平門の部屋まであと少しメェ

「ちょっとぉ〜僕だけなんでそんな冷たいのぉ〜ひーつーじーさーん!!」

後ろで叫んでるけど無視に限るメェ



あ〜ようやく平門の部屋に着いたメェ……

〔平門?居るかメェ?〕

……返事が無いメェ

ちょっとだけ開けてみるメェ

キィ……

………………

…………

……メェ

ひ、平門の膝の上に名前が乗っているメェ…

平門の顔が、すっごく緩んでるメェ

……気持ち悪いメェ

でもどうするメェ?

この資料を届けないといけないメェ

でもこの雰囲気を壊すわけにもいかn「どうしたんだ」

〔それが、平門と名前が……〕

「俺と名前が?」

〔そうそう、俺と……ってメェ!〕

ガクガクしながら見上げると、怖い笑顔で平門が笑ってるメェ……

〔な、何も見てないメェ!し、資料はここに置いとくメェ!〕





もう、平門の部屋には行かないメェ……


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