「よう、生きてるか?」
玄関、星海坊主が立っていた

「てめーこそ、生きてやがったか。」
互いににらみ合いが始まる。が、
銀時は不敵に笑う。それにつられ、星海坊主も笑った。
久し振りの再会で、話が、珍しく咲いているようだった

「神楽ちゃん。どっちがどっち?」
万時屋の一階、スナックお登勢の前で、新八は言った
神楽は、ふふっと笑い、しゃがみこむと、二人を並ばせた。そして、『アノネ・・』と話しかけようとした所で、先に口を開いたのは・・・

「僕が隼人(はやと)と言います。それで、こっちのが・・」
「俺が蒼(そう)ってんでィ。宜しくな」

一瞬、驚いたのは新八だ。それを、神楽はやっぱりって顔をして、改めて自己紹介を始めた

「隼人は、とっても、おりこうさんアルヨ。何でもすぐに覚えちゃうアル。それにとっても優しくてネ・・」

「おい母ちゃん。俺の事もちったぁ言えや」
凄む先に居るのは、隼人と全く同じ顔をしてるのに、全く逆の性格をした蒼であった。
神楽はげんなりして、蒼を見る。そして、ふぅ!と息を吐き、そして吸い込んだ

「だから!、マミーって呼べつったダロ!!」
「何がマミーだ。そんなの恥ずかしくて呼べねえェや」
「蒼!」
血圧を上げそうな勢いで神楽は蒼を叱る。が、蒼は全く懲りてないようで。
ふっと鼻をならし、手のヒラをひらひらとさせながら口を開いた

「だったら神楽って、呼びまさぁ」
「しばくぞコラァァ!!!」
もぅ血管を引きちぎるような罵声を神楽は飛ばすが、やはり懲りてないのは同じで。飄々(ひょうひょう)としていた
それが、更に神楽の神経を逆撫でする。額に血管を浮かび上がらせ再度顔を般若に変えたところで新八が抑えた

「まあまあ、神楽ちゃん落ち着いて、でもこの二人性格が全く違うよね・・・・」

肩で息をしながら神楽は、項垂れるように息を付いた

……To Be Continued…







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