act 2

こちらの小説は、現在のコピー本の物語です。
小説は、漫画と違い、ちょっとパラパラと見ただけでは
その物語の奥深さ、内容、面白さは、伝わりぬくいんです。

なので、途中まで公開していきます。

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その後の打ち上げ。たまに見せるその背中が気になってどうしようもない。
目の前には、注文した数々の品。食べたい、でも恥ずかしい。何で自分はこんなに注文してしまったんだと後悔する神楽とまた子。結局あまり手が付ける事なく、その場は大ブーイングとなった。しかしそれにも、二人はめげない。

次の日には、同じように、よろず処にへと足を向けていた。
ここから2人はストーカーぶりを発揮する事となる。
入り口の所に耳をくっつけ、互いに気になる男が、それぞれ、沖田総悟、高杉晋介だと言う情報を得た。
更に、このストーカーは、調べに調べ上げる。此処、よろず処は、近藤勲をはじめ、土方十四朗、沖田総悟、高杉晋介。
この四人の共同経営と言う形で成り立っていると分かった。
それぞれ、自分達の4つ上。
四人は銀魂高校の卒業生であり、その年の卒業式は銀魂高校の歴史に残る物となったという。
彼らの最後の姿を見ようと他校の女子生徒が押し寄せ、警察が出ると言う騒ぎになったためだった。

その話しを聞いたまた子は、制服姿が見たかったと悶える。
その横で、同じように神楽も悶えた。

そして、よろず処は、従業員が二人居るらしく、一人は彼らと同じ同級生で名は山崎退。
後一人は、よろず処の紅一点。同じく同級生の志村 妙と言う女だと知った。

そこまで調べ上げ、毎日、学校帰りにそこら辺をぶらぶらとし、丁度いつもこの時間になると決まって覗くと言う、超ド級のストーカーぶりを披露していた。
そんな二人の後方から、おしゃべりとしながら店へと向う女の影が見えた。
しかし、お互い気付いてない。距離は縮む…。
当然の事の様に互いはぶつかる。前方に居た神楽とまた子は店の中になだれ込んだ。
それも制服のまま。ぶつかって来た女性客の二人組みは、何事も無かった様に二人をそのままに、中へと入っていってしまった。 
倒れたままの神楽とまた子。しかも入り口。迷惑極まりない。
再度になるが、この店は人気店で、人の入れ替わりが激しい。そんな中、二人は動かなかったのだ。
いや、動けなかった。思ったよりも全身を強く打ち付けていたためだった。
起き上がろうとすると、鈍い痛みが全身を巡った。

「痛っ…。」
やっとの事で声をだしたのは神楽の方だった。しかしその下から、更に苦しそうな声が聞こえた。
「神楽ちゃ…重いッスぅぅ。」
声を出したのは、神楽に下敷きにされている、また子だった。
そんな事言ったってェ…。神楽は言いながら自身を起そうとした。しかしやはり、全身が痛く体に力が思うように入らない。

一言ごめんなさい…。コレくらいなら言えるもんじゃないだろうか?二人は先ほどの女に対して、若干苛立ちを見せたが、確かにあんな入り口付近で覗いてた自分達の方が悪い。
考えるのを止めた。

運動神経のいい二人だったが、あまりの唐突さに、受身をまったく取れなかったらしく、
二人して、唸っていると、差し伸べられた手が神楽の視界へと入った。
神楽は無意識にその手を取った。急に軽くなったような自分の体で体制を立て直す。
それと同時に、また子の方へも手が差し伸べられており、その手をまた子は取り、ゆっくり体を起した。

『ありがとうございました。』
自分達を中心に、背中合わせでそれぞれにお礼を言った処で思わず同時に声を出してしまった。

「沖田先輩…。」
「高杉先輩…。」



……To Be Continued…

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