act 3

「お前、身売りが今、若けぇモンの間で流行ってんの知ってるかィ?」

沖田は、質問を変えた。すると神楽は、視線を下に落としたままコクリと頷く

「テメ−がやってた事が、今言った身売りだって事は知ってんかィ?」

神楽は、又コクリと頷く。沖田は少なからず、イヤ、大分ショックを受けた。目の前の女は、自分がやってる意味も
自分がやろうとした事も見とめたのだ。

「理由は・・・・?」
「・・・ネが・・・居る・・・から」 

神楽は、小さく言った。しかし沖田には充分分かった。


「金がありゃ、誰とでも寝るってか?」
神楽は又、沈黙を決め込む。下を向いたまま、ピクリとも動かない
沖田は、自分の中で、何かが切れる音を聞いた気がした。自分がなぜ笑っていたのかも分からない。
そのまま沖田は、自分のポケットから財布を乱暴に取りだし
中にある札束全部を一気に引き抜いた。そして次の瞬間、それを神楽の頭上からバラバラと投げ捨てた

図上から降ってくる物に気づいた神楽は、何かと目を見開いた。自分の視界に映るものがお札だと気づき
驚きのあまり、上を見上げる。その瞬間、神楽の口は、沖田の口で塞がれた

「っんん!!」

沖田の神楽を掴む手が熱い
神楽が抵抗するが虚しく、全く敵わない。お構いなく沖田は、ワンピースの下に手を這わす

「!!!んんっ・・ヤメ・・」

神楽は一生懸命スカートをグット片手で押さえ込むが、その手は何の意味も成さない。沖田の手は容赦なく神楽の下着にかけられ、下に下ろされていく。愛撫も何もない。恥ずかしくて、恐くてたまらなく、震えながら、下着を戻そうとするが、神楽の手に下着は捕まることなく、下着は足首まで下げられ、神楽の片足を、沖田は力ずくで射れるために持ち上げようとする。

「やだぁぁ!!」

口の隙間から、神楽は泣きながら叫ぶ。恐怖でボトボトと涙は下に伝っては落ち、体はブルブルと震える。
神楽の泣き叫ぶ声で、沖田は正気に戻った。今まで何をしようとしていたのかさえ、正直分からない。
ただ、他の男に抱かれると言う事を頭に浮かべた途端、目の前が真っ赤になって、いっそ自分の手で壊してやりたくなったのだ。
目の前の神楽はといえば、溢れてくる涙を必死で手で受け止め、少しでも早く下着をはき直す事に全力をかけている。

はき終えると、自分を見ている沖田の視線に気付き、顔を引きつらせ自分の顔を両手で多い、しゃがみ崩れた。そして、体は今もまだガクガクと震えている。 自分のした事沖田は気付き、神楽に手を差し伸べようとしたのだった


……To Be Continued……

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